薄さか、容量か、洗練度か…。あいも変わらず支持され続ける長財布に、求めるべきスペックとは?

<【容量派】堅牢なファスナータイプ>

ファスナータイプは容量を求める人に最適。それでいて、スタイリッシュなルックスも兼ね備えているとくれば、長く愛着を持って使い続けられるでしょう。ファスナーでの開閉により内側から現金やカード類を落としてしまうといったリスクを軽減できる点も、このスタイルが支持される大きな理由です。

4. 大容量かつ都会的なデザイン性のいいとこ取り

L’arcobaleno
「ドレスラウンドジップウォレット」(6万500円)

イタリア製のオールレザーメイドにこだわったモノ作りを行うL’arcobaleno(ラルコバレーノ)は、2008年の誕生以降そのクオリティの高さとカラーリングの美しさから多くの百貨店やセレクトショップでも取り扱われるようになった注目のブランドです。今作はブランドを象徴するフランスの老舗タンナー、アルラン社で仕上げられた高品質なゴートレザーを使用したラウンドファスナータイプ。洗練された印象を持ちながらも、傷や汚れへの耐久性を備えた高い実用性が魅力です。

外装は深いネイビー、内装には明るいホワイトを採用したスタイリッシュなコンビネーションは男女問わず魅せられること請け合い。容量は同ブランド内では最大容量となっており、カードは12枚、お札や小銭もしっかりと収納できます。コインポケットは開きを大きく設定しており、視認性が高く取り出しやすくなっています。

[SPEC]
サイズH11×W20×D2.3cm
札入れ×2、コインポケット×1、カードポケット×12、フリーポケット×2

>> L’arcobaleno

5. 仏の名門タンナーによる仕上がりで別格の表情へ

PELLE MORBIDA
「ラウンドジップウォレット(ミディアム)」(5万1700円)

QOL(クオリティ オブ ライフ)の充実を求める優雅な大人へ向けたジャパンブランド、PELLE MORBIDA(ペッレ モルビダ)が手掛ける定番の長財布は、フランスの名門タンナーによるソフトな風合いと艶感のある質感のフルグレインレザーが大きな特徴です。外観は優雅なシボ感を味わえるブラックレザー、内装には鮮やかな発色が美しいサックスブルーを選択。オーセンティックでありながらもどこか遊び心を感じさせる、デザイン力に優れる同ブランドらしい逸品に仕上がっています。

ラウンドファスナーにより180度開閉できるシステムになっており、収納力もたっぷりなので使い勝手の良さは折り紙付き。質の高いレザー、遊び心のあるカラーセレクト、そして実用性に長けたスペックと大人が選ぶうえで満足するに違いない一作です。

[SPEC]
サイズH10×W19×D2.5cm
札入れ×2、コインポケット×1、カードポケット×12、フリーポケット×2

>> PELLE MORBIDA

6. 独自構造によるユニークなフルファスナー仕様

ED ROBERT JUDSON
「PARALLEL – MAGIC PURSE / L」(4万1800円)

“日常の物事をヒントに架空の職人が生み出すアイデアツール”をコンセプトに掲げるED ROBERT JUDSON(エド ロバート ジャドソン)。日本人デザイナーによる工夫を凝らしたレザープロダクトは、まさに唯一無二。その世界観をしかと味わえる長財布がこのモデルです。1本のファスナーから2つのポケットが現れる独自の構造を開発し、スライダーの色(ゴールドとシルバー)でどちらのポケットかを判別できるというなんともユニークな構造になっています。

カードポケットはあるものの、どのポケットに何を入れるかは使用者の自由なので、自分らしく使いやすいようにアレンジできる点も斬新です。加えて薄型なのも現代的。デザイン、構造そのすべてで新しい感覚で楽しめる意欲作です。

[SPEC]
サイズH9×W20cm
メインポケット×3、カードポケット×6、内ポケットロング×2、ループポケット×1、取り外し式キーチェーンボタン×1

>> ED ROBERT JUDSON

>> 【連載】新調するなら今!大人の財布の選び方

<文/小林大甫 メイン写真/坂下丈洋>

 

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