「Googleスプレッドシート」は、Googleが提供する表計算ソフトです。Googleのオンラインストレージサービス「Googleドライブ」の機能のひとつで、利用にはGoogleアカウントが必要です。
「ソフト」といっても、パソコンのソフトをインストールするのではなく、ブラウザからアクセスできるのが特徴。また、iOS、Androidには「Googleスプレッドシート」アプリが用意されているので、出先でスマホからスプレッドシートを確認したり編集したりできます。
さらに、Googleのサービスなので、Gmailアプリから添付のファイルを直接Googleドライブ上に保存することも可能です。
■Excelとスプレッドシートは別モノ?
「これまでExcelを使ってきたから、今さらスプレッドシートに移行できない」という声もあるでしょう。いえいえ、実はまったく苦労することなく移行できるんです。
スプレッドシートの魅力は、“Excelとの互換性の高さ”にあります。スプレッドシートで作成したファイルをExcel形式に書き出したり、Excel形式のファイルをスプレッドシートで編集できたりするのです。
また、オンライン上にファイルを保存するので、ひとつのファイルを複数名で編集可能。同じプロジェクトを進めているチームのメンバーでファイルを共有して、追加・編集したい点をそれぞれが自由に変更できるので便利です。
■スプレッドシートの保存容量は?
Googleドライブの無料で使える保存容量は15GBです。これは、Googleドライブ、Gmail、Googleフォト3サービスの合計なので、少なく感じるかもしれません。
意外と見落としがちなのですが、スプレッドシートなどGoogleドライブで作成したファイルは容量にカウントされないのをご存知ですか? つまり、どれだけスプレッドシートをたくさん保存しても、使用容量はゼロのままなのです!
ExcelなどのOfficeソフトを提供するマイクロソフトも、「Office Online」という無料のウェブサービスを提供しています。作成したデータは「OneDrive」というマイクロソフトのオンラインストレージに保存される仕様ですが、無料プランの保存容量は5GBとなっています。無料で長く使い続けることを考えれば、Googleドライブのスプレッドシートが有利だといえるでしょう。
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(文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。
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