ホットミルクで眠くなる!?スリープマスターに聞いた良い睡眠のコツ「ベスト10」

スリープマスターとは?

nishikawa_01

東京西川
営業統括本部 営業企画室 広報担当
スリープマスター 速水美智子

なんと今年で創業450周年! 寝具の老舗中の老舗「東京西川」には、さまざまな眠りに関する資格制度が設けられています。その1つである “スリープマスター” は、寝具のみならず、人間の眠りのメカニズムなど、睡眠に関する幅広く深い知識を持つ人に付与される資格です。

「冬によく眠るためには、暖かさを守るのが不可欠。部屋の中も暖かくなりにくいので、保温をしっかりすることが大切です」と速水さんそこで、冬の睡眠時間を暖かくするコツから聞きました。

①掛け布団は「組み合わせ」でポカポカに

nishikawa_02

まずは冬の寝具の選び方の基本です。

「冬は、羽毛布団に毛布などの別アイテムを組み合わせて、2枚使いするのがおすすめです。素材によって効果が違うので、特性を生かして組み合わせましょう」

2枚使いをする場合、素材に合わせた重ね方も大切なポイントなのだそうです。ウールなど天然素材の毛布なら、羽毛布団の内側に重ねます。これは毛布自体に湿気を吸って発熱する力があるから。天然素材の毛布を内側に重ねると、隙間が減り、あたたかさが逃げにくくなります。

アクリルやポリエステルの毛布はお手頃価格ですが、湿気を吸う力がないので、羽毛布団の外側に重ねましょう。

・羽毛布団の基礎知識

nishikawa_03

右側がプレミアムダウンであるホワイト・コウダ マザーグースダウン。「羽毛にもいろいろな種類があり、お値段にも開きがあります。代表的なのが、ダック(アヒル)とグース(ガチョウ)の2種類です。グースの体はアヒルより大きく、羽毛も大きなものになります。羽毛の1つ1つが大きいほど、同じ重さのお布団でも、かさだかや膨らみが大きくなるのでより高い保温性が得られます。特にマザーグース(母鳥)の羽毛は軽さも暖かさも最高級です」

「また洗浄の工程がしっかりしているか、など加工の部分にも注目してみるといいですね。やはり元々は鳥の羽なのでニオイのあるものですし、餌やゴミの混入があると、ダマの原因になります。きちんと洗われたダウンであることが大切です」

・冬寝具界の頂点!至高の組み合わせとは?

種類もグレードも様々な冬の寝具の世界。せっかくなので、寝具のプロである速水さんに、最高の組み合わせについて聞きました。お値段を気にしないで選ぶなら、最高の組み合わせってどんな感じ?

「毛布の最高ランクは、カシミア毛布です。しなやかで軽く、保温性・吸湿性に優れています。あとは真綿(シルク)の布団も組み合わせるのにオススメです。最高級の羽毛布団とカシミア毛布、あるいは真綿の肌がけというのが、冬の最高の組み合わせですね。お値段はたしかに張りますね(笑)」

②寒い時期はあたたか素材の寝具を活用

寝具での保温には、もう1つ重要なアイテムがあります。

「掛け布団だけでなく、あたたか素材の敷きパッドやパッドシーツと呼ばれるもので、下から温めてあげるというのも非常におすすめです」

この冬の速水さんのおすすめ、あたたか機能性寝具「HEAT WITH(ヒートウィズ)」シリーズの敷きパッド(7560円:シングルサイズ)で、実演をしていただきました。

nishikawa_03

「汗を吸って発熱するという特殊な糸を使ったこのシリーズの特徴は、温かさが“持続”するということです」

左側がHEAT WITH、右側が一般的な綿の敷きパッド。10秒ほど手のひらを押し当てて離し、その後の温度の変化をサーモカメラで見てみます。

nishikawa_04

手を離した時点で、すでにHEAT WITHの方が温度が高いのは、汗を吸って発熱しているから。

nishikawa_05nishikawa_06nishikawa_06

20秒、30秒と時間が進むにつれて違いが顕著に。スーッと冷めていく綿のパッドに比べて、HEAT WITHは明らかに温度が長く保たれていました。

⬛枕の正しい選び方と使い方がかなり重要!

次のページへ

この記事のタイトルとURLをコピーする