さらに美味しさを求めるのなら、豆を挽くところから始めましょう。
まずは、はかりで豆を計ります。ミカフェートのオススメ分量は、3杯分で36グラム。今回は3杯分で淹れましたが、1杯分だと20グラムとなります。
コーヒー豆は品質や焙煎度によって重さが異なるため、計量カップではなくはかりで、淹れる杯数に合った量を測るのがオススメです。
豆を測ったらコーヒーミルで豆を挽きます。
正木さんオススメのコーヒーミルは、 “FUJIROYAL(フジロイヤル)”の「みるっこ」。粉の荒さが均一に揃うのが特徴で、耐久性もあるので、イイものを長く使いたい人にオススメなのだとか。
ダイヤルを変えるだけで挽き具合が変わるので、同じ豆でも濃さやバランスを変えて味の変化を楽しむこともできそうです。
最後に、初心者でも美味しいコーヒーを淹れるためのコツを伺いました!
「ミカフェートでは、一般よりも豆を粗めに挽く分、量を多めにしています。豆を粗く挽けば挽くほど、コーヒーの味は出にくくなり、細かく挽けば挽くほど味は濃く出るようになります。ですが、濃く出しすぎると、どうしても雑味が出やすくなってしまう。雑味を極力出さずに美味しく淹れるには、量を多めに、粗く挽くのがオススメです。
ハンドドリップをするうえでのポイントは4つだと思います。
・微粉とりで微粉をふるい落とす
・お湯の温度を85〜90℃にする
・フィルターの縁にお湯をかけない
・お湯の分量を守る
この4つは、あまり知られていなくてセミナーでも驚かれることが多いのですが、大切なことです。味の違いを感じられると思います」
要所要所のポイントを踏まえれば、味がグッとグレードアップするハンドドリップ。
時間をかけて淹れる1杯を楽しむ、贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
>> Mi Cafeto
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(取材・文/&GP編集部 加藤久美子 写真/園田昭彦)