ほかの定額制動画配信サービスとは少し毛色が異なりますが、「Amazonプライムビデオ」も忘れてはならない存在です。
年額3900円のAmazonプライム会員のみが利用できるサービスで、音楽聴き放題サービスの「Prime Music」や、容量無制限のフォトストレージサービス「Amazonプライム・フォト」、Amazonの買い物で当日お急ぎ便やお届け日時指定便なども利用できます。
個別にレンタル購入が必要な作品が多いものの、見放題の作品も一定数用意されており、見放題が終了する番組がまとめて表示されるなどの使い勝手の良さが考慮されています。
しかし、テレビ視聴においては、スマートテレビ、Amazon Fire TV、Fire TV Stickには対応していますが、Apple TVやChromecastには非対応です。Amazon端末を持たないユーザーは、スマホやタブレットでの視聴がメインになりそうです。
>> Amazonプライムビデオ
月額料金:年会費3900円
個別課金(PPV):あり
無料体験期間:30日間
最高画質:4K
ダウンロード:○
パソコン対応:○
テレビ視聴:○(スマートテレビ、Amazon Fire TV、Fire TV Stickなど)
■スポーツ中継専門の「DAZN」や「スポナビライブ」もある
国内外のサッカーやプロ野球、テニス、バスケットボールなど、スポーツ中継を見るのが好きな人に向けた定額制動画配信サービスにも注目です。
スポーツ中継に特化したサービスといえば、「DAZN(ダ・ゾーン)」と「スポナビライブ」の2つが挙げられます。
「DAZN」は、月額1750円のスポーツ中継のライブ&オンデマンド配信サービス。これまではスカパー!が独占中継していたJリーグの全試合を、2017年からはDAZNが独占中継を行います。また、観客動員数世界1位のドイツのプロサッカーリーグ・ブンデスリーガの試合や、ダーツ、フィッシング、馬術、ビリヤードといったマイナーなスポーツも見られるんです。
リアルタイムの試合だけでなく、見逃し配信も用意されており、見逃し配信はハイライトとフルタイムの切り替えが可能。日本人選手が所属する海外のサッカーチームの試合などは、同時通訳にも対応しています。
「スポナビライブ」は、ソフトバンクとヤフーが共同で運営しているスポーツ生中継サービスです。最大の強みは、ソフトバンクユーザーなら月額500円というリーズナブルなその料金。ソフトバンクユーザー以外の人は、通常月額3000円(2017年3月分までは月額1500円)かかるので、スポーツ好きなソフトバンクユーザーにとってはかなりお得です。
プロ野球、大相撲、B.LEAGUEなどの試合を放送しており、DAZNとは異なるスポーツ中継のラインナップとなっています。中継を見ながら直前のシーンをプレイバックする「タイムライン機能」や、配信後1週間視聴可能な「見逃し配信」などの機能に対応しているのも特徴です。
>> DAZN
月額料金:1750円
個別課金(PPV):なし
無料体験期間:1か月
最高画質:フルHD
ダウンロード:×
パソコン対応:○
テレビ視聴:○(スマートテレビ、Amazon Fire TV、Fire TV Stick)
>> スポナビライブ
月額料金:500円(ソフトバンクユーザー限定)
1500円(2017年3月分まで。以降は月額3000円)
個別課金(PPV):なし
無料体験期間:1か月
最高画質:フルHD
ダウンロード:×
パソコン対応:○
テレビ視聴:○(Chromecast、Apple TV 第3世代以降)
大半の定額制動画配信サービスが2週間もしくは1か月間無料で使える体験期間を設けています。まずは複数のサービスをチェックしてみて、自分が観たいコンテンツがあるのかを確認してみましょう。
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(文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。