雑誌などでよく見る、真上の方向から撮影する方法です。シンプルですね。
「まずお皿を、iPhoneの画面上で見て中央にくるように置きます。そしてiPhoneを中央から横に少し動かして、お皿の端が切れるように撮影してみてください。そうすると雰囲気が出ますよ」
さっそく教わったことを意識して、なるべく真上から撮影してみました。
それがこちら。カフェのメニューにある写真に近づいた気がしませんか? こんな写真を自分で撮れるなんてちょっと感動…。誰かに見せびらかしたい気分です。
■応用編:“小物アレンジ”
ここからはちょっと応用編です。テーブルにある小物を使って撮影してみることになりました。小物はティーカップなど身近なものでOKです。今回はティーカップ、ティーポット、フォークの3つを使いました。
そして第2回の【定食編】の時に紹介した “ズーム” と “アングル” に注意して撮影することでぐっと印象が変わるそうです。楽しみ!
【コツ①】“ズーム”調節で肉眼に近づける
iPhoneで撮った写真と肉眼で見た画は、同じものでも見え方が違うんだそうです。
「ちょっと専門的な話になりますが、iPhoneのカメラは、起動したときは広い範囲が撮影できる広角の設定になっているんです」
そのため、iPhoneをお皿に近づけて撮影すると、お皿が歪んだり手前の物が大きくなりすぎたり、いびつな写真になりがちなんだとか。
「そういう場合は、被写体から少しiPhoneを離してズーム機能で拡大してみてください。歪みの少ない写真が撮れますよ」
ズームで拡大することにより、肉眼で見た画に近くなるんだそうです。うーん、奥が深い!
【コツ②】アングルはできるだけ低く
今回も定食の時と同じく、低めのアングルにするのがポイントとのこと。
「主役のワッフルにピントを合わせて、奥行きを意識しながら撮りましょう」
ということで、ティーカップとお皿、ティーポットが少しずつ重なるくらいの低いアングルで撮影しました。そして、小物の配置にもポイントが。
「メインのお皿の前後に小物を置くと、ドラマチックになるんですよ」
今回はワッフルのお皿の前にティーカップ、後ろにティーポットを置きました。
そして、小物はあえて画面からはみ出るようにしつつ、主役のワッフルは全体が入るように…。
【コツ①】で教わったようにズーム調整して、低めのアングルからパシャッ!
いかがですか? ドラマのワンシーンを切り取ったような、自然な雰囲気になりました。これならSNSにアップしたくなりますよね。
ちょっとしたコツでぐっと美味しそうな写真が撮れることがわかりました。iPhone写真が苦手だった私でも、これで脱メシマズ写真できるかも! みなさんもぜひ参考にしてみてください。
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(取材・文/南場みなみ 写真/園田昭彦[撮影風景]、南場みなみ[スマホ撮影])
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