さあ、明日から走るぞ!
……と、その前にランニングを始めるのに絶対買ったほうがいいモノはあるのでしょうか。
【何はなくとも「シューズ」が大切】
「とにかく靴! これはとっても大切です。まず自分で選ばないでください。スポーツショップやランニング専門店でフィッティングとアドバイスを受けましょう。
シューズには、レベルや足の特徴に合わせてさまざまなバリエーションがあります。"ランナーの筋肉" ができていない初心者が上級者用のものを履くと、膝などを痛めることも。自分の状況や目標をスタッフに伝えてみてください。
試し履きもしっかりと。正しい履き方を習い、そのまま少し走るくらいの気構えで履いてみるのがおすすめです。
最後に、自分に合ったものの中から、気に入ったデザインや色を選ぶのも大事。かっこいいシューズを買えば走りたくなりますから」
【ウェアは「だんだん揃える」でもOK】
「服装は、とりあえず普段着ているようなジャージやスウェットなどの動きやすい服装ではじめてもOK。"吸汗速乾" 素材のものならば、体に服がまとわりつくストレスもありません」
■町を走り始める前に、気をつけるべきことは?
マナーやエチケット、そして安全面で走る前に覚えておくべきことは何でしょう?
【音楽の音量は低く!】
「走りながら音楽を聴きたい人は多いと思います。必ず、外の音を聞き取れる低い音量にしてください。曲がり角などでクルマや自転車の音が聞こえないのは本当に危険です」
【交通の邪魔になっていないか注意!】
「道のど真ん中を走るなど、交通マナー違反には気をつけて。歩道もなるべく端を走るなど、他の人への配慮を忘れずに」
【歩行者を追い越す前は「すみません」を忘れない】
「マナー、そして安全のために、歩行者を後ろから追い越す前には『すみません』など、一声かけましょう。声をかけずにいきなり追い越すと、体がかすって相手の気分を害したり、まっすぐ歩いていた人が急によろけてぶつかるなどの危険も起こりやすくなります」
【夜のランニングは「自己防衛」をしっかりと】
「たまに夜間なのに黒づくめで走っている人を見かけますが、クルマや自転車などから見えづらくとても危険です。明るい色の服を着たり、反射材や発光アイテムを取り入れて自己防衛をしっかりとしましょう」
【これは意外なトラップ!「犬のリード」】
「意外に危ないのが、散歩中の犬のリードです。伸縮するものを使っている人が多いので、急にリードが伸びる場合があります。ピンと張られたリードに引っかかると転倒するので、犬の散歩をしている人の横を通る時は注意しましょう」
他の人に気をくばるとともに、自己防衛もしっかりすることが大切なようです。
「ランニング中は自分のペースを落としたくない気持ちになりがちですが、とにかくペースより安全を重視してくださいね」と吉田さん。