では、いよいよ海外でポケットWiFiを使ってみるわけだが、これはもう説明の必要がないほど簡単だ。
▲まずスマホのWiFiをオンにする
続いてポケットWiFiの電源を入れ、表示されているパスワードを入力する（シールの『PASS』や、画面のカギマークのところに表示されている数字がパスワード）。これでスマホやタブレットでネットに接続することができる。Google Mapも使えるので、街中で迷子になっても安心だ。
多くの海外用ポケットWiFiが、バッテリーは連続接続4時間といったところなので、使用するときに電源オン、普段はオフにしておくと良い。滞在する国に対応した変換プラグが付属品として付いてくるので、ホテルなどで充電しよう。
■無料WiFiスポットとの併用
ポケットWiFiレンタルは一日の通信量に制限があるため、それを超えて使用する可能性があるなら、現地の無料WiFiスポットと併用すると良い。今回訪れたのはベトナムだが、多くの日本人が訪れるような国であれば、だいたい日本よりも無料WiFiが普及している。
▲空港やホテル、カフェなどはもちろん…
▲バスの中など、街中で一息つくような場所には、高い確率で無料WiFiスポットがあると思って良い
ただし、これは外国に限らず日本国内でも言えることだが、無料WiFiスポットは概してセキュリティレベルが低いということを理解しておきたい。無料WiFiスポットでネットに接続するのであれば、こちらでセキュリティレベルを高めておくべきだろう。気になる方は「インターネット」「VPN」などのワードで調べることをオススメする。
今回は1週間で収まる程度のミニマムな海外旅行を想定し、ポケットWiFiをオススメさせていただいた。もっと長期の場合や、複数の国を行き来するなどと条件が変われば、SIMフリーの端末を入手した方が良い場合もある。また、経済的にゆとりがあるのなら、より手順が簡単なドコモやau、ソフトバンクなどが提供する海外パケットサービスの方が良いということもあるだろう。手段は他にも色々とあるので、海外旅行に慣れてきたら、より自分にフィットする方法を見つけよう。
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（取材・文／太田史郎）
