■基本にして主流の「プレーンノット」
ネクタイの結び方のなかでも基本中の基本といえるのが「プレーンノット」です。手順も少なく簡単なうえ、ビジネススタイルでは主流のため、初心者はまずこの結び方を習得しましょう。結び目が小さいので、一般的なレギュラーカラーのシャツと相性抜群。汎用性が非常に高いのも魅力です。
ネクタイをキュッと締めたときに、結び目の下にえくぼをつくることも忘れずに。これはディンプルと呼ばれるもので、ネクタイを立体的に見せる効果があります。厳密にはルールではありませんが、スーツスタイルの嗜みのひとつです。慣れないうちはなかなか難しいかもしれませんが、最後にネクタイの大剣(幅の広いほう)を引っ張る際に、指でディンプル位置を押さえながら結ぶのがコツ。それでもうまく作れない場合は、大剣を半分に折って引き出せばなんとかカタチになるはずです。ぜひ挑戦してみてください。
【プレーンノットの結び方】
■存在感が増す「セミウインザーノット」
プレーンノットよりも結びが少し大きいのが「セミウインザーノット」です。こちらもさまざまなタイプのシャツ襟に合わせられ、特にワイドカラーのシャツに適してします。正三角形に近い結び目が特徴で、ほどよいボリュームがあるため存在感が増します。プレーンノットがアメリカントラッドなのに対し、セミウインザーノットやウインザーノットはブリティッシュトラッドなスタイルです。着用するスーツのブランドに合わせて結び方を変えればオシャレ度もアップ!
【セミウインザーノットの結び方】
■インパクト抜群の「ウインザーノット」
厚く大きな結び目が特徴の「ウインザーノット」は、Vゾーンにインパクトを与えてくれます。襟が大きく開いたワイドカラーのシャツや、襟自体が大きなシャツと相性抜群。ボリュームがあるため、特に顔や体型が大きな人にお勧めです。プレーンノットと比べると手順がやや複雑ですが、ビジネスはもちろんフォーマルシーンにも向いているので、ぜひ覚えておきましょう。