■ベルト&ソックスを選ぶ際に気を付けたい4つのポイント
ここからはベルト&ソックス選びの際に気を付けてほしい基本マナーを紹介します。
①ベルトは靴と色をそろえる
ビジネス用のレザーベルトであればカタチは特に問題ありませんが、気を付けなければならないのが色です。スーツスタイルではベルトと靴の色を合わせるのが基本ルール。黒い靴には黒いベルトを、茶色の靴を履く場合は同系色のベルトを身に着けるのがマナーです。
②ベルトの穴は真ん中で留める
意外と知らない人が多いのが、ベルトの穴は真ん中で留めること。一般的なビジネス用ベルトには穴が5つ開いていますが、その真ん中の穴で留めることでバランス良く見えるように作られています。先端が長すぎても短すぎてもNG。カットできるタイプであれば真ん中で留められるように調整し、カットできないものはちゃんと試着して選ぶことが大切です。
③ソックスはパンツの色に合わせる
ソックスの色はパンツの色に合わせるのが無難です。これは着席時にソックスが見えても違和感がなく、悪目立ちしないので不快感を与えません。このほかパンツとシューズの中間色で、濃いめの色であればOK。グレーパンツ&黒シューズにはチャコール、ネイビーパンツ&黒シューズにはネイビーor黒のソックスといった具合です。カジュアルなスーツスタイルに多いネイビーパンツ&茶色シューズの組み合わせには、ネイビーのソックスがお勧めです。
④ソックスは肌が見えない長さを選ぶ
ソックスの長さは、着席時に足を組んでも肌が見えない長さが◎。そうなるとハイソックスになりますが、実はスーツに合わせるのは長い靴下が正解なのです。クラシックなスーツスタイルでは、肌の露出が許されているのは首から上と手だけ。頻繁にソックスを上げる姿はみっともないこともあり、マナーの観点からスーツには長い靴下を合わせるのが正解です。あまり見かけないかもしれませんが、ホーズやロングホーズと呼ばれるヒザ下をすっぽりカバーする靴下を選びましょう。
(取材・撮影協力/ニューヨーカー)
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(取材・文/津田昌宏 写真/伊藤恵一)