■これがJoseph Joseph「スパイロ」!
野菜を麺みたいに切る。
包丁やスライサーで千切りするとなると、かなり手間がかかりますし、小さい野菜では長さを出せません。
そこで今回使ってみるのが「スパイロ」。今年4月に発売開始されたばかりの新商品で、野菜を薄くカットしベジヌードルを作るアイテムです。
リリースしたのは、双子のジョセフ兄弟によるイギリス生まれの家庭雑貨ブランドJoseph Joseph(ジョセフジョセフ)。機能性の高さと、クリーンで朗らかなデザインのアイテムが日本でも大人気を博しています。
早速封を開けてみます。さすがのルックス、黄色〜緑のグラデーションがいかにもヘルシー!
分解してみると、カップ、フタの部分、3枚の刃がついています。
黄色は「すりおろしブレード」、黄緑色が「細目ブレード」、緑色が「荒目ブレード」とのこと。
あれ、でもなんか刃がちっちゃくない? もしかして、1人前の麺を作るのにかなり体力がいる感じ?
…一抹の不安を感じながら、いよいよ麺作りに取り組みます。
■そうだ!焼きそばだ。
さて。こんなおしゃれなアイテムをつかうなら、やはりパスタやサラダが妥当な気がしますが、とにかくがっつり気分なのでメニューは “いつもの焼きそば” に決定です。
まずひとつめは、ビールのお供最強メニュー “いつものソース焼きそばver.ズッキーニ”。
麺にはソースの強い個性に対応するため、クセの少なそうなズッキーニを選びました。
ブレードは細目をチョイス。
ズッキーニは半分程度の長さに切り、ブレードにセットし上からフタをかぶせます。
このフタ、実は裏にトゲトゲが。野菜をがっちりホールドしてくれる!
そして、一番上のグレーの部分をぐるぐるぐると回します。フタだと思っていたら実は「ソフトグリップハンドル」だったようです。
軽く圧をかけながら回していくと…
出た!麺! ものすごくスムーズです。
「刃がちっちゃい」とか疑ってすみませんでした。少しの力でかなりの量の麺が出てきます。半分のズッキーニが30秒くらいで麺になりました。
大きめ1本も切ればこの量!
麺が完成したら、いよいよ焼きそば作成です。
具材はお肉と適当な野菜。今回は麺によく馴染むよう豚ひき肉を使います。
野菜は定番のキャベツ、もやし、にんじん。
鍋に油をひいて、ひき肉と野菜を炒めます。ここで具材に塩と胡椒をしておきました。
野菜が軽くしんなりしたら、いよいよズッキーニ麺を投下!
歯ごたえを残したいので、ここからは大急ぎ。軽く油が回ったらソースを入れて味付けします。
なんか緑色だけど、小麦麺と比べてベタつかないぶんスムーズに炒めることができました。
別鍋で焼いておいた目玉焼きをのせて完成だ!
【いつもの焼きそばver.ズッキーニの感想】
野菜らしいシャキシャキ感とともに、意外なほどに麺らしいしなやかさと食べ応えがありました。らせん状にカットされているので、麺の長さも十分。
調理に関しては、小麦麺なら炒める時に水分を吸うところ、野菜の場合は逆に水分が出ます。具材の下味を塩でしっかりつけて、ソースを少なめにするのが美味しく作るコツと見ました。