ベジヌードルメーカー「スパイロ」で野菜“麺”焼きそばを作ってみた

■次はいつものあんかけ焼そば!

せっかくなので、もう1種類作ってみよう! 第2弾は “いつものあんかけ焼そば” です。

あんかけ焼そばと言えば、麺の"焼き目"がウマさの肝。こんがり焼けるよう、麺はジャガイモに決定です。

ダイエットにはならなそうですが、ビタミンなどをとれるのでヨシとしておきます。

今度は荒目のブレードにジャガイモをセットして。

ショリショリ回していくと、ズッキーニよりさらにあっという間に麺ができます。

蛇足ですが、どの野菜でもひとつカットし終わるごとに、こんな形の端切れが出ます。

なんかかわいい…。スープに入れたり、このまま素揚げしたりすると、ちょっとアートな料理ができそうです。

話がずれましたが、あんかけ焼そばでした。

出来上がったジャガイモ麺は多めの油で焼き付けていきます。

最初はまとまりづらいですが、かるーく押し付けたりしながら気長に火を通すと結果的にパンケーキのように焼きあがります。おおらかに行きましょう。

焼き上がりを待つ間に、あんも作ってしまいます。

具材はなんでもいいのですが、今回はエビ・春キャベツ・きくらげ。顆粒の中華スープと香りづけの生姜、水溶き片栗粉も用意しました。

丁寧に作るなら具材を炒めますが、筆者は丁寧とは無縁のタイプなので "全部一緒に煮ちゃうシステム" を採用しております。

沸かしたお湯に顆粒スープを入れ、そこにすべての具材を投入。

一通り火が入ったら、火を止めて水溶き片栗粉を少し入れて好みのトロミをつけます。もう一度沸かしなおしたら、あんの完成です。

そんなこんなのうちにじゃがいも麺も焼き上がりますので、軽く油を切りお皿へ。
こんがり焼けた麺の上からあんをかけて出来上がり!

【いつものあんかけ焼そばver.ジャガイモ麺の感想】

ジャガイモ麺、うまし! 折しも空前の不作の最中ですが、やはりジャガイモは偉大です。らせん状の麺と油の相性が良く、マッシュポテトのような香ばしさと、もっちり感がたまりません。

この麺なら、中華風以外にもトマトなどの洋風のソースも合う事でしょう。

たっぷりのバターで焼けば、罪深くも大変美味しいオヤツになりそう。

 

■スパイロを使ってみて良かったところは…

まず、怖くない! ブレードに手が触れることがないので安心感が抜群です。

そして本当に簡単。思った以上に野菜をがっちり固定し、切れ味もいいので、安定した挙動で素早く麺を作ることができました。

また、コンパクトでキッチンの邪魔にならないのも嬉しいところです。完全手動で電気部品もなく、洗うのも簡単でした。

ベジヌードルの味については、小麦麺とそっくり、というものでは決してありません。

が! 逆にそれぞれの野菜の個性が楽しめる、新感覚の麺でありました。

今回は焼きそばでしたが、リボンサラダを作ったり、少しだけカットしたものを和食の添え物にしたりと、用途は幅広そうです。

最後にひとつだけ困った点を挙げるなら、ベジヌードルは野菜特有の歯触りがステキで、肉や魚と合わせて炒めたりなんかしちゃうとさらに美味しく、圧倒的にご飯かビールが欲しくなる!

>> Joseph Joseph

 


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(料理・文・写真/くぼきひろこ

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くぼきひろこ/ライター

美食・カルチャー・ライフスタイル・クルマ・ゴルフ・巷の美女etc……対象は様々に、雑誌・ウェブサイト等の各種媒体にて活動中のフリーライター。「人の仕事のすべて。そして、その仕事から生み出されるすべてのモノゴトが面白い!」と津々浦々の興味津々で取材・執筆を行う。

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