■ケース3
キャラクターの柄ネクタイ。
これって Good? or Bad?
Good!
実はこれ、年齢や立場、状況によります。ベテラン社員クラスの年齢であれば、いいと思います。明るくユーモアのある方なのかな、と親近感を覚えますよね。年齢を重ねても遊び心がある人だと思われ、相手を構えさせません。また何より会話の糸口にもなります。
一方、若手社員は控えたほうがいいと思います。若手は遊び心より、清潔感や誠実さを優先すべき。基本中の基本で勝負したほうが、評価が高いのです。若いぶん、おしゃれをして自分の存在意義を主張したくなりますが、そこは我慢をする。服装で目立つよりも、きちんとした立ち居振る舞いや言葉遣いで目立つことが大切で、そうした人こそ上司や取引先から好感をもたれますし、評価も高くなります。ただし、自社の飲み会などではそれをきっかけに話題にもなり得ますから、若手社員もOKとなります。
ちなみにキャラクターの靴下は、ベテラン社員であってもNGです。靴下は、スーツと同じ色で統一、が鉄則です。ショートソックスはもちろん否、です。
西出ひろ子さん
マナーコンサルタント・美道家。ヒロコマナーグループ代表。ウイズ株式会社代表取締役社長。HIROKO ROSE株式会社代表取締役社長。一般社団法人マナー教育推進協会代表理事。”マナーの賢人” として「ソロモン流」(テレビ東京)や「Jキャストニュース」(テレビ朝日)などのドキュメンタリー番組でも報道される。28万部突破の「お仕事のマナーとコツ」(学研プラス)など著書多数。
>> ヒロコマナーグループ
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(取材・文/原口りう子 イラスト/中根ゆたか)