【スーツの基礎知識】シャツ×ネクタイの“失敗しない”組み合わせは?

■シャツ×ネクタイの組み合わせのコツ

ここからが本題。ネクタイとシャツの組み合わせについて、失敗しないテクニックを紹介します。ビジネススタイルを意識してスーツは汎用性の高い無地を使用し、ネクタイの人気4デザインを使ったVゾーンを披露。それぞれのネクタイに合うシャツの柄をピックアップしました。

 

【無地】

無地のネクタイは基本中の基本。もちろん無地のシャツにも合いますが、洒落感をアピールするなら柄シャツを組み合わせたいところ。特にお勧めなのは淡い色味のストライプシャツで、清潔感やスマートな印象を与えることができます。

 

【レジメンタル】

レジメンタルは日本のビジネスシーンでは定番のネクタイ柄のひとつ。英国の連隊旗から生まれたストライプ柄で、右上から左下にストライプがデザインされたものがイギリス式、その逆向きがアメリカ式とされています。レジメンタルはインパクトのある柄なので、無地シャツを合わせるとバランスよくまとまり、Vゾーンに華やかさをプラスできます。

 

【小紋柄】

小花柄やペイズリー柄など、小さな紋様が規則的にデザインされたもの。この小紋柄のネクタイは、レジメンタルとは対照的に、シックで落ち着いた印象を与えます。とはいえ紋様にニュアンスがあり、かつ総柄のため、シャツは無地を合わせるのがコツ。華美にならず、かといって地味でもないスマートなVゾーンに仕上がります。

 

【ドット】

小さなドット柄は品がよく、フォーマルな雰囲気があるためビジネスでの使用もOK。逆に大きなドット柄はカジュアル感が強いのでビジネスには不向きです。遊び心のあるデザインなので、シャツも柄モノを合わせて洒脱に。クレリックシャツやストライプ柄など、ドットとはパターンが異なる柄シャツと相性抜群です。

 

■注意しておきたいNGの組み合わせ

【似たパターンの柄×柄】

柄モノ同士の組み合わせは、ワンランク上のスーツスタイルを演出する上級テクニック。しかし、上記の同幅ストライプのように、似たパターンを合わせるとバランスが悪くなるのでNGです。メリハリが大事なので、ネクタイかシャツのどちらかに柄モノを取り入れて、柄×無地の組み合わせにすれば失敗することはありません。派手になりすぎないように気をつけて、ビジネスを意識した節度ある着こなしを楽しんでください。

(取材・撮影協力/ニューヨーカー

 


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(取材・文/津田昌宏 写真/伊藤恵一)

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