4つ目の食材はお刺身。今回はマグロ赤身、ビンチョウマグロ、サーモンの3種が盛られた、ぶつ切りのお刺身で試してみました。
この時はお刺身に何も手を加えずスモークしたのですが、本当はクッキングペーパーなどに包み、1時間ほど冷蔵庫で水切りするのがオススメです。水分が多いままだと煙が出やすく、フタを開けた時に一気に“むわっ”ときますので注意。(目にしみます……)
スモークお刺身の完成!
マグロ赤身とビンチョウマグロは脂が落ちたせいか、少し淡白になりすぎた気が……。お刺身を燻製にするなら、適度な脂分があった方がいいのかもしれませんね。サーモンは香りと旨味が増して美味しく出来上がりました。白ワインや日本酒に合いそうです。
■冷凍餃子の燻製にもチャレンジ
5品目は冷凍餃子。餃子は解凍した状態のものを使いました。
徐々に白い皮に色がついてきました。
スモーク餃子・完成!皮の端が少し固くなってしまいましたが、口に入れると、ふんわり燻製の香りが広がります。醤油や酢をつけてもいいですが、個人的には何もつけない方が香りを楽しめて好きかも。ビールやウーロンハイ、紹興酒と一緒にどうぞ。
■番外編:フルーツの燻製
ここで、ちょっとした番外編レシピをご紹介。「ウイスキーやブランデーと合うらしい」ということで試してみたのが“バナナ&ドライマンゴー”の燻製です。バナナは皮付きのままカットしてスモークします。
ドライマンゴーは、個人的には歯にくっつく感じがダメだったのですが、一緒に調理していた編集さん(男性)は「甘みが増して美味しい!」と言っていました。一方、バナナは“ねちょっ”とした感じがして、味もイマイチ。これは筆者も編集さんも苦手な感じでした。フルーツ系は好みが分かれるかもしれませんね。
■番外編2:何でもスモーク風味になる裏技!スモーク醤油をつくってみた
醤油や味噌、オリーブオイルなど、調味料も燻製にできるらしいので、今回は醤油で試してみました。器に入れた醤油をそのままスモークポットへ……。あまり量が多いと表面にしか香りがつかないため、量は少なめにしています。前途したように、水分が多いと煙が出やすくなりますので、注意。
もともと黒色なので、スモーク前後でまったく見た目は変わりません。しかし、この醤油が以外とイケるんです! 香ばしさがプラスされ、コクが深くなっています。この醤油で、晩酌後の〆に卵かけご飯を食べたいです。(ちなみに、先ほど淡白になってしまったマグロの燻製につけたら、ぐっと美味しくなりました。)
今回試したものは全品、食材を切る時間など含めても15分以内で完成しました。やればやるほど魅了されてしまう「燻製料理」。ほんの一手間で、普段の晩酌タイムをちょっぴりリッチにしてくれます。さまざまな食材で試して、自分のお気に入りレシピを探すのも楽しそう!ぜひ、皆さんも試してみてはいかがでしょうか。
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(取材・文/浅野 智恵美)
ウェブ制作会社にて、ディレクター及びライターを経験後、フリーランスに。コンテンツ企画を得意としています。趣味はフェス・ライブ参戦とヘアカラー。知らない道を歩くのが大好きです。