■高性能カメラ搭載の「Xperia XZs」は、すでに発売中
今夏、3大キャリアが取り扱う「Xperia XZs」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)はすでに発売中。約5.2インチのフルHDディスプレイ、4GBのRAMを搭載するハイエンドモデルです。「Motion Eye」という新開発のカメラシステムを搭載し、スーパースローモーションや、シャッターを押す直前の画像も記録される「先読み撮影」を利用できることがメリット。「ALKALEIDO」という美しいメタル素材を用いた、質感の高いデザインも人気を呼びそうです。
■「Galaxy S8/S8+」は、まもなく6月8日発売開始
「Galaxy S8」「Galaxy S8+」(サムスン電子製)は、ベゼルを極限まで細くした、ほぼ “フレームレス” と言える「Infinity Display」がアドバンテージ。S8は約5.8インチ、S8+は約6.2インチのディスプレイを搭載していますが、画面アスペクト比が18.5:9という縦長スクリーンなので、S8は約68mm、S8+は約73mmという、持ちやすい横幅に抑えられています。この縦長画面を生かして、画面を2分割して2つのアプリを同時に使う「マルチウィンドウ」が使いやすいことも魅力です。
ピント合わせに個々の画素を用いる「デュアルピクセルAF」を採用し、暗い場所でも素早くピントが合い、フラッシュを点灯させずとも明るくクリアな画質で撮れることも魅力。RAMは4GBで、au最高の下り590Mbpsに対応。指紋認証に加えて、虹彩認証、顔認証にも対応するなど、操作性や安全面でも死角はなさそうです。
なお、発売前日までに予約して、購入後にキャンペーンサイトで申し込むと、もれなく「Gear VR with Controller」がプレゼントされるので、お見逃しなく!
■「AQUOS R」は、簡易ロボットのような充電台「ロボクル」を同梱
従来、キャリアによってデザインや機能を若干変えていたシャープは、今夏からフラッグシップモデルを「AQUOS R」として統一。すでに、ソフトバンク、NTTドコモからリリースされていますが、auからも7月上旬に発売されます。さらに、若い世代の女性に人気のジュエリーブランド「ete」とのコラボによるスペシャルパッケージが100台限定で8月上旬に発売される予定です。
AQUOS Rは、素早くスクロールでき、残像を抑えてなめらかに表示する約5.3インチの「ハイスピードIGZO」を搭載。au最高の下り590Mbpsにも対応しています。さらに、約2260万画素のメインカメラは光学式手ブレ補正付き。フロントカメラも広角&約1630画素で、セルフィーの満足度も高そうです。
AQUOS独自のAI機能「エモパー」と連携する「ロボクル」という回る充電台が同梱されることも魅力。顔検出によって、ユーザーに向かって、しゃべって情報を伝えてくれる様は、簡易ロボットのようで愛着が湧きそうですよ。
■音楽を存分に楽しみたい人にオススメの「HTC U11」
HTCが5月にグローバル向けに発表したフラッグシップモデル「HTC U11」は、6月下旬に発売されます。約5.5インチの大画面ディスプレイを搭載し、本体を握るだけで事前に設定したアプリを起動できるという独自機能も搭載。さらに、ユーザーの使い方を学習し、ユーザーに必要な情報やアドバイスを先回りして提案してくれる「センス・コンパニオン」機能も役に立ちそうです。
ハイレゾ対応で、ノイズキャンセリング機能付きのイヤフォンも同梱されています。ユーザーの耳に合った音域と音量にチューニングされる機能がユニーク。実際に試してみましたが、低音がしっかり響き、高音域もかなりクリアで、スマホで聴く音質としてトップクラスと言ってよさそうです。
■auオンリーのタフネススマホ「TORQUE」はカメラが進化
アウトドアでも安心して使えるスマホ「TORQUE」(京セラ製)も2年ぶりに登場。防水・防塵はもちろん、水深1.5mの海水に約30分沈めても大丈夫という耐海水にも対応。MIL(米国国防総省の資材調達基準)の耐久試験19項目に、京セラ独自の試験を加えた全21項目のタフネス性能を備えています。前モデルからバーションアップしたのは耐衝撃性能。高さ1.8mから26方向で鉄板やコンクリートに落としても壊れないとのことなので、スマホを “うっかり落とすことが多い” という人でも安心です。
背面にはふたつのレンズが搭載されていて、中央にあるのがTORQUE独自の「スーパーワイドアクションカメラ」。135度でフルHDビデオを撮影でき、アクティビティデータも記録できるというユニークなもの。ディスプレイは4.6インチHDですが、視認性は上々。6月下旬発売の通常モデルのほかに、防水ウェアブランド「HELLY HANSEN」とのコラボモデルが7月下旬から300台限定で発売されます。
■操作のわかりやすさに徹底的にこだわった「Qua phone」
auオリジナルブランド「Qua phone」の新モデルは約5.0インチのHDディスプレイを搭載したミドルレンジモデル。着信画面に表示される言葉をわかりやすくしたり、不在着信に気付きやすいように配慮されていたり、スマホの操作に慣れていない人向けに、細かい部分にまでこだわったユーザーフレンドリーなスマホです。
製造メーカーは京セラで、通話時に相手の声が聞き取りやすい「スマートソニックレシーバー」を搭載。防水・防塵・耐衝撃性能を備えていることもセールスポイント。7月中旬発売予定で、価格は未定ですが、説明員の話によると「かなりお手頃な価格になりそう」とのことです。
■新サービス「テレビde写真」に対応するケータイも登場!
ケータイは、シニア向けの「かんたんケータイ」と、ワンセグやおサイフケータイにも対応し、Wi-Fiテザリングも利用できる「MARVERA」の2モデルが登場。どちらも京セラ製で、8月中旬発売予定。ケータイにメールやLINEで届いた写真を、テレビの大きな画面に映せる「テレビde写真」に対応しています。
今年の夏モデルは、auらしい “選べる” ラインナップと言えそうですね。
>> au
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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