衣類管理からコーデ提案も!世界初の家庭用衣類自動折りたたみ機が便利そう

▲こちらがランドロイド。シンプルかつおしゃれな外観。高さ2mほどはありそう

ランドロイドは、インターネットとつながる家電デバイス。2005年から12年の歳月をかけて完成しました。

セブンドリーマーズ代表取締役社長の阪根信一氏は、ランドロイドの世界観について「苦痛だった家事を助けるだけでなく、衣類と人との新しい関係、ワクワクするような関係を築いてくれる。これが、私たちが考えるランドロイドの世界です」と話します。

▲ステージでランドロイドについて紹介する阪根氏

ランドロイドがたたむことのできる衣類は、Tシャツ/カットソー、ショート/ロングのボトムス、パジャマなどのホームウェア、フェイスタオル/バスタオルと大きく分けて4種類。今後は同じ靴下を一緒にしてたたむ、靴下のペアリング機能も追加予定だそうです。

たたんだ衣類は“Tシャツごと” “ボトムスごと” といったように、アイテム別に仕分けてくれます。また、一度設定をすれば “お父さんの衣類” “子供の衣類”といったように、家族別に仕分けることも可能。家族別モードでも、タオル類はバスタオルとハンドタオルに分け、それ以外の衣類を家族ごとに分ける仕様になっています。

▲時計の針をモチーフにしたサークルインターフェース。中心のプッシュボタン、操作の目印になるLEDインジケーター、周囲のダイヤルのみで構成されたシンプルなつくり

ランドロイドの使い方はいたってシンプル。本体の真ん中に「サークルインターフェース」という、つまみのような突起があります。折りたたみの基本操作は、このサークルインターフェースを3時・7時・12時方向のいずれかの位置に合わせるだけ。

サークルインターフェースの針を3時の位置に合わせたら、下にある「インサート・ボックス」と呼ばれる冷凍室の引き出しのような部分に衣類を投入、折りたたみ作業が開始できる状態になります。

▲インサート・ボックスは、一番下にある部分。一度に20〜30枚の衣類を投入することができる

衣類を入れたらサークルインターフェースの針を7時の位置へ。それだけで、折りたたみ作業が開始されます。

折りたたみがスタートすると、内部のロボットアームが衣類を1枚ずつつまみ上げ、画像解析で衣類の特徴をつかみ識別。人工知能によって衣類に応じたベストなたたみ方を判断します。その後、アームが1枚1枚の衣類をたたみ、たたみ終わった衣類は「ピックアップトレイ」と呼ばれる衣類の取り出し口に運ばれます。

作業が完了すると、サークルインターフェースのLEDインジケーターがお知らせ。針を12時の方向に合わせると、ドアが開き、格納された衣類が取り出せます。

▲衣類を投入してスタートさせれば、あとは“ほったらかし”でOK。インサート・ボックスから、本体中央のピックアップトレイにたたまれた状態で衣類が格納される

▲人の手でたたんだようなキレイさ。針を再び3時の方向に戻せば、ドアが閉まる

本体での操作は、たったこれだけ。家族モードの設定や、アイテム別・家族別の切り替え、ランドロイドの稼働状況の確認などは、専用のスマートフォンアプリから行います。

さらに、阪根氏は「ランドロイドは、たたむ・仕分けるにとどまらず、人工知能が自ら学習し、随時アップデートしていきます。それにより、これまでたためなかった衣類がたためるようになったり、たたむスピードが上がったり、ユーザーの好みに合わせたたたみ方を選べるようになったりできます」と話します。

▲お部屋の雰囲気に合わせて、数種類のなかからカラーが選べる

「家具でも家電でもない、ランドロイドという“新しい概念”にふさわしいデザインを考えました。末長く使用できるよう、家具のなかで共存できる洗練された佇まいと、新しいからこそ、直感的に使えることが大切だと想い、デザインしました。インテリアに合わせて、最適な1台を選んでいただきたいと思っています」(阪根氏)

【次ページ】 新しいファッションとの出会い! スタイリストがコーディネートを提案

この記事のタイトルとURLをコピーする