ソニーの新規事業創出プログラム“Seed Acceleration Program(SAP)”より生まれたトイ・プラットフォーム「toio」は、本体の“toio コンソール”と、指でつまめるほど小さな “toio コア キューブ” 2台、それぞれのキューブの動きを制御するコントローラー “toio リング” 2台のセット。これが基本ハードとなり、ソフトとなる別売りの対応タイトルを組みあわせることで、さまざまな遊び方を実現します。
このtoioの特徴は、キューブに内蔵されたソニー独自の「絶対位置センサー」。対応タイトルに付属するマットの上で、キューブの位置や方向などをリアルタイムに認識し、タイトルに合わせた自動制御や、個々のキューブの位置やキューブ同士の位置関係、マット上に描かれた仕掛けなどに合わせた動作が可能となっています。
この技術を、ルールやシナリオ、アルゴリズムをプログラムしたタイトルと併せることで、さまざまなゲームが生まれます。また、シンプルなキューブには、レゴ製品を組み合わせることが可能なので、自分だけのロボットを形作って遊ぶことができます。
さて、実際どんな遊びができるのでしょうか? 例えばtoioの発売に合わせてリリースされる、5種類の遊びが入った「トイオ・コレクション」の中の「クラフトファイター」は、相撲の土俵のような丸いマットの上で、2つのキューブを戦わせ土俵の外に押し出した方が勝ちというゲーム。単純なゲームだけに、創意工夫がものを言います。このキューブの上に、えんぴつやクリップなど家にある文具でオリジナルの工作(クラフト)を組み合わせることで、より強いカタチを競うことができるのです。これなら世代を問わず楽しめそう。
同じく同時発売の「工作生物 ゲズンロイド」は、あの「ピタゴラスイッチ」や「コんガらガっち」でおなじみのクリエイター集団「ユーフラテス」監修によるキットで、2つのtoioコアキューブが連携して動く性質などを利用した尺取り虫のような「シャクトリー」ほか、15種類の工作生物を作ることができます。
気になる市場推定価格は、トイ・プラットフォーム「toio」が2万円前後、対応タイトル「トイオ・コレクション」が5000円前後、「工作生物 ゲズンロイド」が4000円前後。
12月1日に正式発売ですが、6月1日より、ソニーの運営するクラウドファンディングとEコマースのサイト「First Flight(ファースト・フライト)」にて、「toio」と対応タイトルなどが入った初回限定セットの先行予約販売を数量限定でスタートしています。
今後、どのようなタイトルが登場するのか、進化が楽しみなアイテムです。
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(文/&GP編集部)
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