家電の次はカレー!? 後を引く辛さがクセになる「BALMUDA The Curry」

■老舗カレー店「デリー」が協力

今回発売されるカレーソースは、2017年2月に発売した同社の「BALMUDA The Gohan」があったからこそ生まれました。

この炊飯器で炊いたごはんはしゃっきりと粒立ちが良く、卵がけごはんやカレーとの相性がいいとして、実際に炊飯器の発表会でも代表取締役社長の寺尾 玄氏が「いつかこのごはんに合うカレーを出したい」と語っていました。

▲バルミューダ代表取締役社長 寺尾 玄氏

今回、社内の数々の反対意見を押し切り、寺尾氏の”カレー愛”でオリジナルのカレーソースが販売されることになったんです。

▲デリー社長 田中源吾氏

そもそも、寺尾氏のカレー愛に火を点けたのは、上野の老舗カレー店「デリー」のカレーでした。辛いものが苦手だった寺尾氏が同店のカレーを一度食べて以来すっかり虜になり、デリーの田中源吾社長に協力を掛け合ったのだとか。寺尾氏自身も「まさかデリーさんと一緒にやれるとは思っていなかった」と話していました。

 

■デリーのカレーのおいしさの秘密は「玉ねぎ」と「油」にアリ

デリーのカレーといえば、「カシミールカレー」。とにかく辛く、それでいて後を引くおいしさのあるこのカレーにはファンも多く、味の秘密は大量に使われる玉ねぎにあるんです。

9割の水抜きを目安にし、店で提供されるカレー1皿に対し、玉ねぎ1個が入っているそうです。また。油も極限まで少なくしているので、玉ねぎを炒めるのに鍋の側にずっといなくてはいけないほど、手間もかかっています。

このカレーのレシピをもとに、寺尾氏のアイデアを組み合わせる形でBALMUDA The Curryは完成しました。今回のレシピに対し、田中社長は「カレー屋だったら絶対にやらないこと」だと話しており、どんなアイデアだったのかが気になるところです。

▲カレースターの水野仁輔氏

カレー好きなら誰もが知るカレースターの水野仁輔氏もイベントに登場。水野氏がカレーに目覚めたきっかけになった地元・浜松の店のシェフがデリーの出身者だったそうで、「デリーは僕にとって特別。カレーが好きになったきかけのルーツがデリー」だと話していました。

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