■今後のデリバリーサービスの展望とは
「変わりつつある出前市場」と題したトークセッションでは、吉野家代表取締役社長の河村泰貴氏と、夢の街創造委員会代表取締役社長の中村利江氏が“LINEとデリバリーサービス”について語りました。
中村氏は、6800万人のアクティブユーザーを持つLINEに期待することとして、“AIデータの活用”を挙げ、「ユーザーが注文する前に、LINEデリマ側から『こんなのどう?』とおすすめができれば」と語りました。
出前館のオンライン予約サービスは、利用者の割合が男性と女性とで半々なのに比べ、2016年7月よりLINE上で展開する「出前館 on LINE」では、女性の利用者が7割を超えます。
店舗での顧客は約8割が男性となる吉野家は、LINEデリマにより「今後、新しい客層の獲得に繋がるのではないか」と河村氏が期待を語りました。
「Connected」をテーマに、「LINEを通じてさまざまなものと繋がることを目指している」と語るLINE代表取締役社長の出澤剛氏。出前だけでなく、日用品や生鮮食品などのサービス展開も予定する「LINEデリマ」を、今後ますます盛り上がる可能性が高いデリバリー市場の拡大に繋げられるか、今後の展開に注目です。
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(取材・文/中川美紗)