ファーストモデルの頃は四角形に入れられていた屈曲溝だが、現在のモデルでは六角形を成すように入れられ、より自然に屈曲するものになっている。
NIKE FREE(ナイキ フリー)のファーストモデルが登場したのは2001年。もう14年も前のことになるのだが、裸足のトレーニングの感覚を再現すると同時に、必要な部分の保護とサポートを提供するというコンセプトには、とても驚かされた記憶がある。それまでのスポーツ用シューズは、衝撃から足を守ることがベースにあり、どれだけ快適にその競技をプレーできるかを考えて作られていたものだったので、“着用することで足を鍛える”という発想は、革新的なものに感じられた。
一時期、ベアフットランニングがクローズアップされたこともあり、足を鍛える、過保護にしないというコンセプトのシューズは珍しいものではなくなったが、ナイキ フリーはそれらの先駆けだと言える。
ナイキ フリーにしばらく足を通してなかった人にこそ、その進化っぷりを味わってもらいたい。
ナイキジャパン
ナイキ フリー 3.0 フライニット
1万5660円
(文/神津文人)
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