「Plus」シリーズは、Android 5.1、フルHDディスプレイ、1.5GHzオクタコアCPUを搭載するハイエンド向けのモデルです。「F1」は5型、「F1L」は5.5型の機種で、画面サイズやバッテリー以外は同様のスペックとなっています。背面は平らでありながらも、ダイヤモンドカットのような幾何学的な模様が浮かびあがるデザインです。発売予定は10月1日。
他社製品と差別化できるのは、クリアケースや8800円相当の高音質イヤホン(SOUL Mini)が付いていること。さらに、FMチューナーも内蔵しているため、音楽を楽しむだけでなく、災害時にも利用できることが強調されていました。
「C1」は、Android 5.1、HDディスプレイ、1.0GHzクアッドコアを搭載する5型モデル。ローコストと性能を両立したミドルレンジ向けの機種として紹介されました。カラーバリエーションはブラックと、ゴールドの2色展開です。発売予定は11月1日。
こちらもデザインは好印象。「F1」シリーズとは異なり、本体側面に滑らかな溝があります。アクセサリーに関しては、オリジナルクリアケースとイヤホンが付属。
F1/C1シリーズ供に4G LTEに対応しています。ただし、ドコモ回線で使える800MHz帯(B19)はサポート対象外。ドコモ系のMVNOからSIMカードを入手する場合には、利用できるエリアがやや制限されそうです。
「スターデジタル」は2011年に設立した中国のメーカーです。ケータイやスマートフォン、タブレットに関して、ハード・ソフトともに開発・生産・販売までを行っていて、メキシコ、ロシア、アメリカ、インドなどの大手キャリア向けに、ODMでの製品を提供しています。
「ONE・FIVE」は、同社が2015年に中国でスタートさせたブランド。新たに香港と日本での展開を予定しています。7月には、カスタマーサービスやRMAのサービス拠点として日本法人を設立しました。なお、「ONE・FIVE」というブランド名は、「多彩」「若さ」「自由」「歓び」「信頼」という5つのコンセプトをひとつのスマホに詰め込むという意味を持っています。
スターデジタルCEOのデイヴィット・キム氏によれば、「ONE・FIVEブランドの2015年における売上見込みは、端末15万台で30億円。日本での売上に関しては、2万台で3億円を目指している」とのこと。販路は量販店が中心になる予定で、MVNOとの協業も検討するそうです。無名の新参メーカーゆえに、同ブランドの知名度を確立できるかどうかが鍵となるでしょう。
【F1/F1L】
想定店頭価格:(F1)3万4800円/(F1L)3万9800円(税別)
●OS:Android 5.1
●CPU:1.5GHzオクタコア
●ディスプレイ:(F1)5.0インチ/(F1L)5.5インチ、フルHD
●ROM:16GB
●RAM:2GB
●カメラ:1300万画素/500万画素
●バッテリー:(F1)2100mAh/(F1L)2600mAh
●SIMサイズ:マイクロ
●FDD-LTE:B1/B3/B7/B8
●3G:B1/B5/B8
●サイズ:(F1)W70×H143×D6.8mm/(F1L) W77×H153×D6.9mm
●質量:(F1)130g/(F1L)135g
●カラーバリエーション:ダークブルー、ホワイト
【C1】
想定店頭価格:1万9800円(税別)
●OS:Android 5.1
●CPU:1.0GHzクアッドコア
●ディスプレイ:5.0インチ HD
●ROM:8GB
●RAM:1GB
●カメラ:1300万画素/500万画素
●バッテリー:2000mAh
●SIMサイズ:マイクロ
●FDD-LTE:B1/B3/B7/B8
●3G:B1/B5/B8
●サイズ:W69.8×H143×D7.2mm
●質量:170g
●カラーバリエーション:ブラック、ゴールド
- 1
- 2