■“wena×beams”の第二弾「beams Black」4モデルを販売
wena projectは、今年7月3日に「wena wrist」のステンレスバンドの単品販売と「wena wrist leather」を発表しました。今回はブランドコラボレーション“wena×beams”の第二弾として、「beams Black」4モデルを9月3日から販売します。
今回のモデルは、「wena wrist」のステンレスバンドや「wena write leather」と一緒に使えるヘッドのみの販売。
「beams Black」は、オレンジをフェイスのポイントカラーに添えるなど、beamsの個性を機能として持たせる「a new spec beams」をコンセプトに製作されました。また、金属製の文字盤は光が放射状に映える旭光仕上げ。身に着けたとき、上品な印象を与られます。
■すべての機能がバンドに集約
新作発表会では、製作に携わったソニー、ビームスのメンバーが登壇。ビームス初のスマートウォッチに「wena wrist」を選んだ理由として、「シンプルな機能に特化して、それがバンドに詰まっている」などが挙げられました。
確かに、一般的なスマートウォッチは機能が多過ぎて使いこなせない、という印象があります。しかし「wena wrist」は、電子マネーの支払いや通知の機能など必要な機能がすべてバンドに集約されているので、使い方で悩む要素はあまり多くないのかな、と感じました。
一方、アパレル企業ならではのエピソードも。ビームスクリエイティブグラフィックデザイナー金城優人氏は、時計ならではのミクロ単位の発注や素材の色合わせが難しく苦労した、と話しました。
■「wena wrist」って何ができるの?
ここまで、「wena wrist」とbeamsのコラボレーション企画を紹介してきましたが、「結局『wena wrist』ってどんなものなの?」とお思いの方もいると思います。会場では実際に「wena wrist」に触れる機会があったので、試してきました。
装着してみると、見た目は普通の時計と変わりません。しかし、バンドにはFelicaモジュールが搭載されていて、読み取り端末に近づけると簡単に電子マネーの支払いなどができる仕組みになっています。
ここで注目したいのは、見た目は普通の時計と変わらないのに、さりげなく電子マネーの支払いができた点。スマートウォッチというと少し敷居が高いイメージがありますが、「wena wrist」なら時計のヘッドにバンドを装着することで、さりげなく先端技術を使うことができるのです。
今回発表された「beams Black」も、「wena wrist」を装着すれば、さりげなく、かつおしゃれにテクノロジーを楽しめますよ!
■「wena wrist」がよくわかる「おもいでの時計展」開催中
現在、代官山T-SITE GARDEN GALLERYでは、持ち主の思い出が詰まった時計に「wena wrist」を付け、スマートウォッチとして蘇らせる「おもいでの時計展」を8月26日までの期間限定で開催中。
展示会では、「wena wrist」ならヘッドの持ち味をそのまま生かしスマートウォッチとして利用できる点や、片手の動きひとつで電子マネーの支払いができる点など、「wena wrist」の醍醐味がわかります。持ち主の時計にまつわるエピソードも公開されているので、スマートウォッチの便利さを実感しながら、それぞれの時計が持つ物語に思いを馳せるのもよいでしょう。
「wena×beams」新作説明会のあとには、「おもいでの時計展」を記念したトークイベントも開催されました。イベントでは、モデル・ネイリストとして活躍する星玲奈さんらが登壇。「wena wrist」について、「ベルトを変えることでいろいろなファッションに合わせやすいのでは」と語りました。
「wena wrist」とbeamsのコラボレーション第二弾として発表された「beams Black」。「wena wrist」の利便性と、beamsの個性を生かすことで、一般的なスマートウォッチにはない使用体験ができそうです。
[関連記事]
手持ちの腕時計をスマート化する革製バンド「wena wrist leather」
新生!ソニーのスマートウオッチ「wena wrist」が長方形に
電子マネー機能内蔵の「wena wrist」を使って良かった5つのポイント
(取材・文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。
- 1
- 2