■キャニスター掃除機もコードレスの時代に!
安蔵:シャープと東芝から、コードレスタイプのキャニスター掃除機が続けて登場しましたね。
奈津子:シャープの「RACTIVE Air」は前モデルのスティック掃除機を半年ほど自宅で愛用していますが、軽くて思いついたらすぐに使用できる点がかなり気に入っています。部屋から部屋への移動も自由自在ですし、壁に立てかけやすいので、ほぼ収納せずに出しっぱなしにしています。今年還暦を迎える母も「軽くて掃除しやすい」と喜んでいました。
安蔵:本体を床に置いて使うキャニスター掃除機なら、さらに取り回しがしやすそうですね。
奈津子:ただ、軽すぎて部屋の隅への密着感があまり高くないこと、明るい色味がブラウン系のバリっぽいアイテムで構成された我が家では浮いていたのが難点だったんです。でも最新モデルはモーターのパワーアップで吸引力が格段に向上したため、隅へのアプローチがより的確になりました。色味に関してもマットで彩度も抑えられたので、個人的に気になっていた2点は改善されましたね。
安蔵:東芝のアプローチはまたユニークですよね。本体が床に転がってしまうというキャニスター掃除機ならではの難点をクリアしました。
奈津子:そうなんです! 各社とも小回りが利くように工夫していますが、どうしても倒れてしまうことってありますよね。でも東芝の「ダブルフェイス」という新機構は、裏返してもそのまま使えるリバーシブルスタイルなんです。とにかく軽いので、天井も階段も掃除しやすいですし、ヘッドの自走機能も強力なので、ほんの少しの力でスイスイ進みます。シニア層にも最適ですね。
安蔵:ロボット掃除機の「トルネオロボ」と同様に、本体のダストボックスからサイクロン機構でゴミを吸い取る「ダストステーション」搭載モデルもラインアップしましたね。
奈津子:最初にダストステーション付きのトルネオロボを見たときには度肝を抜かれました。これを使えば約1カ月ほどゴミ捨てやフィルター掃除が不要とのことなので、個人的には多少値が張ってもこちらをオススメしたいですね。