やっぱり腕時計はメカニカル。ジンの新作腕時計

まず「240.ST」。ジンの「140」は1985年にドイツの宇宙飛行士ラインハルト・フラーがミッションで身につけた自動巻きクロノグラフだが、その140の3針タイプとして今回登場した。

 

Sinn 240.ST_M_S

 

デザインは、クラシックかつ見やすさを最優先したシンプルなスタイル。10 気圧の防水性と負圧耐性を備え、夜光処理を施した時・分針とインデックスで暗所でも認識できる。また、日付表示、ドイツ語と英語表記を選択できる曜日表示も搭載した。

さらに「140」にはない機能も備えている。そのひとつが「Arドライテクノロジー」。時計に使われるオイルが時計内部の湿気により劣化し、時計内で不具合がでる原因とならないよう、ドライカプセル、パッキング、プロテクトガス充満の3セットを施している。また、新たに風防の曇り止めも。

価格は「140」と比べてリーズナブルな31万3200円(ブレスレット)。よりデイリーに使えるモデルと言える。


 

次に「903.ST.AUTO.B.E」。名作903は完成度の高さゆえ、長年ベースデザインを変更してこなかったが、今回ニューカラーモデルとして登場した。価格は50万7600円(レザーストラップ)。

 

Sinn 903.ST.AUTO.B.E_S

 

デザイン面では、夜光処理を施したアイボリーカラーの時・分針と、ダークブルーのダイヤルが特徴。機能面では、航空機のパイロットやナビゲーターのための機能が盛り込まれたハイスペッククロノグラフを搭載。一般的な計算のほか、燃料消費量、速度、距離、時間の計算が可能となっている。

 

デジタル時計以前の時代、アナログ時計が計器として使われていた頃の名残を残し、時計がただ時間を測るものでなく、実用的な道具であることを思い起こさせるてくれる。ケースの裏側はクリスタルガラスのシースルー仕様となっており、その正確なメカの動きを見るのも楽しい一品だ。

ほかに、1960年代から続くフラッグシップモデル「103」の3針バージョン「104.ST.SA.A」(23万7600円〜)も新たにリリースされる。

 

【240.ST】
ムーブメント:SW220-1、自動巻、26 石、28800 振動、秒針ストップ機能 耐衝撃性 DIN(ドイツ工業規格)8308、耐磁性 DIN8309
サイズ:直径 43mm×厚さ 11mm
防水性:DIN8310、10 気圧防水、負圧耐性
価格:ブレスレットモデル31万3200 円、カウレザーストラップモデル29万1600 円

【903.ST.AUTO.B.E スペック】
ムーブメント:SW500、自動巻、25 石、28800 振動、秒針ストップ機能 耐衝撃性 DIN(ドイツ工業規格)8308、耐磁性 DIN8309
ケースサイズ:直径 41mm×厚さ 14.5mm
価格:カウレザーストラップ(型押し)モデル50万7600 円、ブレスレットモデル57万2400 円

【104.ST.SA.A スペック】
ムーブメント:SW220-1、自動巻、26 石、28800 振動、秒針ストップ機能 耐衝撃性 DIN(ドイツ工業規格)8308、耐磁性 DIN8309
ケースサイズ:直径 41mm×厚さ 11.5mm
価格:ブレスレットモデル30万2400 円、カウレザーストラップモデル23万7600 円

(文/&GP編集部)

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