新型の主な改良点は、予防安全技術“e-Assist”に対応したこと。上級グレードの「G」に標準装備され、標準グレードの「M」にはメーカーオプションで設定されています。
機能的には、歩行者検知機能に対応した“衝突被害軽減ブレーキ”、車線を外れそうになると警報で注意を促す“車線逸脱警報”、そして、ヘッドライトのハイビーム/ロービームを自動で切り替える“オートハイビーム”など。近年、スタンダードになっている機能をカバーしています。
また、スマートフォンに連携したディスプレイオーディオをメーカーオプション設定とし、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応するなど、スマホとの連携機能を強化しています。
エクステリアでは、フロントグリルとリアバンパーのデザインを変更。テールゲートにはメッキのガーニッシュが追加され、よりスポーティなイメージとなりました。LEDのデイライトも上級グレードのGには標準装備、標準グレードのMにはメーカーオプションとされ、視認性をより高めています。
インテリアでは、センターパネルやシフトインジケーターパネル、フロアコンソールのデザインを一新し、取り外し可能なスマートフォントレイも装備。インパネ下にはUSBポートを装備するなど、利便性を高めています。
新型のもうひとつのトピックは、アウトドアツールのイメージを表現した特別仕様車「ACTIVE GEAR(アクティブギア)」が追加されたこと。アクティブギはミニバンの「デリカD:5」、ミドルサイズSUVの「アウトランダー」に続いて、3車種目の設定となります。
エクステリアとインテリアにはオレンジのアクセントカラーが配され、アウトドアで使われるロープなどのギア感をイメージさせています。e-Assistを標準装備したグレード、Gをベース車としているので、装備も充実。スエード調の人工皮革シートを標準装備し、合成皮革のドアトリムを採用するなど、上質感もアップしています。
アウトドアイメージを一段と高める、専用の“アクティブギア コンプリートパッケージ”(11万5841円)もオプション設定。「ACTIVE GEAR」のロゴが入ったアルミホイールデカール、サイドデカール(オレンジ)、リヤアンダーガーニッシュ(オレンジ)、大型テールゲートスポイラー(ブラック)、専用のフロアマットを追加できます。
価格は、Mが205万8480円(2WD)/229万5000円(4WD)、Gが230万4720円(2WD)/254万1240円(4WD)、アクティブギアが252万720円~(2WD)/275万7240円~(4WD)となっています。
コンパクトSUVの中ではアウトドア色の強いRVRをベースに、そのイメージをさらに強めたアクティブギアは、SUVというからにはアウトドアアクティビティに活用したいというユーザーにとって、魅力的な選択肢といえるでしょう。
(文/増谷茂樹)
[関連記事]
【三菱 デリカD:5試乗】“ギア”感覚でガンガン使いたい!タフなSUV×ミニバン
【三菱 アウトランダー PHEV試乗】モーターの走行距離を延長!EVの力強い走りを堪能できる
吉田由美の眼★三菱自動車の復活のカギは「エクリプス クロス」の“名もなき赤”にあり!?
- 1
- 2