■ポケットサイズで持ち歩きもラクラク
POCKETALKは、Wi-Fiを利用するモデルと、世界61か国で利用できるグローバルSIMが使えるモデルの2種類が発売されます。端末はトラビス社と共同開発したもので、日本国内ではソースネクストの独占販売となります。
カラーは、ブラックとホワイトの2色展開。サイズは、高さ110×幅60×奥行き16mmで、重さは約90g。リチウムイオンバッテリーを内蔵し、動作時間は連続使用なら約6時間、待機状態なら約5日間です。充電は、Androidスマホと同じmicroUSBでできます。
■クラウド経由で最適な翻訳エンジンを利用
近年はスマホのアプリも、翻訳ツールとして数多くリリースされています。しかし、翻訳アプリを使うときのデメリットとして、海外ではWi-Fi環境を探す手間や、アプリを起動させる待ち時間、また他人にスマホを見せたり渡したりするストレスなどが挙げられます。
この翻訳デバイス「POCKETALK」なら、本体を一度タップして話しかけるだけで、翻訳・発声が簡単にできます。
翻訳は、日英なら「Google翻訳」を、日中なら「Baidu翻訳」を使用するなど、クラウド経由で翻訳エンジンを用いる仕組みとなっています。翻訳する言語によって最適なエンジンを選んでくれるのも、翻訳精度が高い一因。ただし、一部言語はテキスト表示のみに対応とのことです。
また、通信には提携しているソラコムのグローバルSIMを利用します。そのため、海外での利用時には、専用のグローバルSIM付きの同機を持参すれば61の国と地域で利用できます。空港に到着後、利用できるWi-Fiがあるのか不安になることもありません。
SIM無しのモデルでは、Wi-Fi経由で利用可能なため、Wi-Fi環境のある場所もしくはモバイルルーターを利用すれば簡単に使用できます。
SIM付きのモデルは、2年間通信を利用でき、利用期間の終了後には延長も対応するとのこと。専用のSIMカードは、1万円で別途単体での購入ができます。同社の通販サイトや、全国の家電量販店で販売するほか、事業者向けのレンタルサービスも提供する予定です。