モンブランの作家シリーズ、今年はロシアの大文豪

トルストイといえば、重厚かつ深みのある大作で知られ、帝政ロシアの黄昏を生きた文豪中の文豪。晩年は独自の教義を完成させ、思想家・説教家として活動していたことでも知られている。本コレクションは、そのトルストイの生涯と哲学を筆記具に凝縮し表現したものだ。

メインカラーとして配されたブルーとダークグレイは、彼の代表作『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』の初版表紙に用いられた色であり、愛用したライティングデスクの色でもある。ドーム型のキャップトップにつながるクリップは、彼の生誕地であり埋葬された土地でもあるヤースナヤ・ポリャーナの屋敷のディテールを表したもの。

彼の幸福論と人生論に敬意を表して、全体のシェイプは簡素でシンプルなものにまとめられているが、ハンマーで打ち出したようなシルバー仕上げのボディや、尻軸のブルーマーブルレジンには、壮大な作風にふさわしいドラマティックな力強さが感じれらる。

万年筆 12万9600円、ローラーボール 10万8000円、ボールペン10万0440円。万年筆、ボールペン、メカニカルペンシルの3点セットは33万2640円。

(文/&GP編集部)

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする