ここで「水平に開くって、当たり前じゃないの?」と思ったあなたにちょっと解説を。もちろん、ただガバッと開くという点においては、一般的なリングノートや無線綴じノートも変わりません。本製品がちょっと違うのは「180°水平な状態に、完全に開くことができる」ということ。綴じ目ギリギリまで完全に開くから、見開きの中心まで書き込むことができ、コピーやスキャナーにかけても中心が歪んだり、影になったりすることがありません。
この技術を開発したのが中村印刷所。左右の段差を出さずに水平に開くノート「ナカプリバイン」として2014年に商品化、製造方法に関する特許を取得しましたが、注目を集めたのは2016年1月、同社社員の孫娘がTwitter上でつぶやいたこと。これをきっかけに、ネットユーザーや文具マニアを中心に一躍話題のアイテムになったというわけです。
中村印刷所ではサイズ・枚数・罫など様々なノートを手がけていますが、今回ショウワノートから発売される「水平開きノート」は、5mm方眼罫のB5サイズ、本文枚数30枚の1種のみ。図表やグラフ、年表や地図なども見開きいっぱいにまとめられるし、観察日記や社会見学、実習レポートなどにも最適。ページが浮かないので書きやすく、見開き中心をまたいで定規やコンパスが使えるのも使いやすそう。
「子ども向け学習帳」と銘打たれていますが、この便利さを子どもたちだけに独占させるのはもったいない! アイデアスケッチを書き出したり、マインドマップを作成したり、使い方はあなた次第です。
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(文/&GP編集部)
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