■au ひかり以外のユーザーも利用可能に!
au HOMEは、これまで「au ひかり」の利用者だけに提供していましたが、11月28日からは、他のインターネットサービスを契約している人でも利用できるようになります。その際、自宅にWi-Fi環境がある場合は「無線通信アダプタ(A)」を接続し、Wi-Fiがない場合はフォトストレージ機能も持つauのデバイス「Que station」を用意する必要があります。なお、いずれの場合も、au IDは必要になるので、auのスマホは必要と考えるべきです。
au HOMEに対応する新しいデバイスとして、11月28日から「赤外線リモコン」と「スマートプラグ」が発売されます。赤外線リモコン(7800円/税抜)は、エアコン、テレビ、照明など、赤外線を搭載した機器のオン・オフ操作をアプリでできるようにするデバイス。スマートプラグ(5500円/税抜)は、コンセントとプラグの間にはさむことで電気使用量がアプリでわかるというアイテムです。
■Google Homeに対応し、Amazon Echoも対応予定
さらに、近頃注目を集めているスマートスピーカー「Google Home」にも対応します。Google Homeそもそもの機能に加えて、au HOMEの赤外線リモコンとも連携し、「OK Google, エアコンをつけて」と話して、エアコンをオンにするなど、声で家電を操作できるようになります。ちなみに、すでに、Amazon Alexa(Amazon Echo)への対応も準備しているそうです。
2018年春以降に「シナリオ設定」のサービスを開始することも発表。あらかじめシナリオを設定することで、スマホアプリや声での操作をしなくても、au HOMEデバイスや連携する家電を操作できるサービスで、例えば、外出を検知したら屋内の家電がオフになったり、最寄り駅に到着すると自宅のエアコンがオンになったり、といった設定ができるようになるそうです。
■冬スマホの新モデル2機種も発表!
auの新モデルとして、スマホ2機種とケータイ2機種も発表されました。スマホは、約6.0インチの大画面ディスプレイを搭載する「isai V30+」と、コンパクトなボディに4.9インチのIGZOディスプレイを搭載する「AQUOS R compact」。どちらも12月下旬発売予定です。
これまで大手キャリアの発表会は、スマホの発表がメインで、オマケ的に新サービスを発表することが多かったのですが、今冬のauは「au Home」を大々的にアピールし、新スマホの紹介に使った時間はわずかでした。auは昨年来「au ライフデザイン戦略」を進めていますが、いよいよ単なる “ケータイ会社” ではなく、 “デジタルライフの総合商社” みたいになってきましたよ!
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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