この書体デザインを手がけたのは、江戸文字《橘流寄席文字》の正統継承者である橘右之吉氏。橘氏は、1969年に橘流寄席文字家元である故・橘右近師匠より正式な継承者として認められ、以来国立劇場や国立演芸場のポスター、大江戸温泉物語、柴又帝釈天、浅草鷲神社などで多くの作品を送り出してきた日本を代表する江戸文字書家。
手頃な価格で、遊び心と江戸情緒たっぷり、しかも実用的とくれば、海外への日本土産としても大ウケ間違いなしだろう。
なお、ビクトリノックス・ストア銀座では、8月28日・29日の両日「本漆で書き上げる江戸文字マルチツール受注会」を開催。こちらの受注会では、ビクトリノックス「エボウッド」に本漆の江戸文字で自分の好きな言葉をオーダーすることができる。
制作に2カ月を要するが、橘氏の手によって幾層にも本漆を重ねて書き上げられたマルチツールは、世界でひとつだけのプレミアムなアイテムになりそうだ。
(文/&GP編集部)
- 1
- 2