収録された錦絵の作者は錚々たる浮世絵師ばかり。役者絵を得意とした勝川春章や東洲斎写楽、美人画で有名な喜多川歌麿、『東海道五十三次』を描いた歌川広重など、誰もが知る有名絵師が描いた相撲の風景をA3判の大きなサイズで楽しめます。
全7章からなる本書は、<取組>といった興行中の様子だけでなく、<稽古と旅(地方巡業)><相撲余聞(歴史・逸話・戯画・子供相撲)>のように土俵を離れた日常の風景など、描かれた時代の背景や歴史が伝わってくるように章立てされ、相撲が庶民の娯楽としていかに愛されていたかがよく分かります。
日本相撲協会理事長の八角親方の「色鮮やかな錦絵をご覧いただければ、当時の大相撲が目の前に甦ることと思います」の言葉通り、どれも美しいものばかり。
ちなみに収録作品全点は、別冊子で学芸員による解説付き。世界的に人気の浮世絵に描かれた日本の伝統文化である相撲の世界を堪能できる一冊は、銀座 蔦屋書店にて150部限定で12月26日発売です。また発売日当日は銀座 蔦屋書店のイベントスペースで19:30より、漫画家のやくみつるさん、日本相撲協会広報部副部長の芝田山親方、相撲博物館学芸員で本書の編集に携わった土屋喜敬さんによるトークイベントが開催される予定。相撲ファンは要チェックですよ!
『大相撲錦絵 日本相撲協会 相撲博物館コレクション』(徳間書店)
18万5000円(税抜)
2017年12月26日発売
A3判豪華化粧箱入り(オールカラー324ページ)
B5判解説付き(48ページ)
150部限定(シリアルナンバー入り)
※発売は銀座 蔦屋書店のみになります
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(文/&GP編集部)
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