NAVYA ARMAの車内には11の座席があり、15名まで乗車可能。GPSなどで自車位置を測定し、車両の前後に取り付けられた「LiDAR(ライダー)センサー」で障害物などを検知する仕組みです。
試乗会は、丸の内仲通りの一部区間を交通規制し、一般車両は進入できない環境で実施。関係者や報道陣は片道約40mの往復を、事前に応募した一般の方は片道約100mの往復を、最高時速約5kmで走行しました。
筆者も試乗させていただきましたが、低速ということもあり、テーマパーク内のカートに乗っているかのような気分でした。スムーズな乗り心地で、センサーが横断歩道を検知し一時停止、通行人がいないことを確認して運転を再開するといったデモンストレーションも体験できました。
このNAVYA ARMAはこれまでに60台が生産され、世界で10万人以上が試乗しているそうです。日本ではSBドライブが2台所有し、今年の7月には東京のプリンス芝公園でも試乗会が実施されましたが、東京23区内の公道を自動運転車両が走行するのは今回が初の試み。商用化は未定ですが、丸の内エリアにおける「持続可能な将来の都市交通構築」として、実際の導入も検討されているようです。
近い将来、バスに乗ったら運転手がいなかった! なんてことが当たり前になるかもしれせんね。
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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