正直、ハイブリッドカーのジャンルでは、日本勢の後塵を拝している感のあったドイツ車メーカーですが、ここへきての巻き返しぶりには、目を見張るものがあります!
そして今回フォルクスワーゲンから、ドイツ勢反撃の決定版ともいえるニューモデルがリリースされました。同社初のプラグインハイブリッド「ゴルフGTE」です。
ゴルフGTEは、1.4リッターのターボエンジンにモーターをプラスしたハイブリッドカーで、燃費はリッター当たり23.8km(JC08モード)。ビックリするスゴい数値ではありませんが、その内容を知れば知るほど、納得できる値です。
なぜなら、シフトレバー横の“GTEボタン”を押すと、ガソリンエンジンとモーターを組み合わせた、実にスポーティな走りを味わえるから。静止状態から100km/hまで加速する際の所要時間は、わずか7.6秒! ちょっとしたスポーツカーなど顔負けです。
また、ゴルフGTEはプラグインハイブリッドカーなので、バッテリーをフル充電すると、純粋な電気自動車として約50km(国土交通省審査値で53.1km)走ることができます。通勤や買い物の足として日常使いするなら「これで十分」という人も多いのではないでしょうか。ちなみに、充電に要する時間は、約3時間とのことです。
価格は499万円と、他のグレードのそれを考えると少々お高めですが、最大38万円のクリーンエネルギー自動車等導入促進対策費の適用による購入補助を受けられることを考えると、リーズナブルに感じる人もいるのでは?
■ジギルとハイドのように二面性を持つ走り
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