ちなみにこのF-35、複数のバリエーションがある点が特徴です。空自に配備されるのは通常タイプのF-35Aなのですが、A以外に、エンジン後方の排気ノズルを下に曲げることで短距離離陸と垂直着陸を可能にしたF-35B、翼の大型化と補助翼装備で低速離着陸を可能にした艦載機想定のF-35Cがあります。
空自モデルのF-35Aも気になりますが、やはり最も特徴的なのは垂直着陸できるF-35B。エンジンの排気口がぐにゃっと折れ曲がった戦闘機は見た目にも斬新。このプラモデルは、そんなF-35Bの特徴を完全再現したキットになります。
F-35Bは、アメリカ海兵隊(U.S.マリーン)で稼働していた「ハリアー2」の後継機で、短距離離陸・垂直着陸(STOVL)機です。2012年に海兵隊に最初の2機が納入されました。このプラモデルも、もちろん排気ノズルは実機同様の回転機構により可動します。
また、STOVL機の特徴でもあるコックピット後部に設置された垂直着陸時に使用するリフトファンの扉やエンジンの扉は開閉どちらかを選択可能。脚も、飛行状態か駐機状態を選べます。
主翼後部のフラッペロンや水平尾翼、垂直尾翼は、スライド金型による一体形成でディテールまで表現。最新型のヘルメットを装着した着座姿勢のパイロットフィギュア1体と展示用スタンドも付いています。
そしてデカールは、岩国基地の第121海兵戦闘攻撃飛行隊“グリーンナイツ”の隊長機「VK01」(他1機分)が付属。
“ライトニング2”の愛称で知られるロッキード・マーティン社の最新戦闘機を忠実に再現したキットは、航空ファンならずともちょっと気になるモデルなのでは。スケールは1/72、完成時の全長は217mm。自室に飾るにもちょうどいいサイズです。せっかくならウェザリング塗装や、独自のカモフラ塗装で、自分だけのライトニング2を作ってみるのも楽しいですよ。
>> ハセガワ「F-35ライトニングII (B型) “U.S.マリーン”」
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(文/&GP編集部)
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