2万円台でダブルレンズカメラを搭載!「HUAWEI nova lite 2」はコスパ抜群!

◼︎MVNOによっては約1万円で購入可能!

HUAWEI nova lite 2は、MVNO(格安SIM事業者)専用モデルです。2月9日の発売日からの取り扱いが決まっているのは、

・IIJmio
・イオンモバイル
・エキサイトモバイル
・NTTコムストア by gooSimseller(OCN モバイル ONE)
・QTmobile
・DMM mobile
・NifMo
・BIGLOBE モバイル
・Fiimo
・mineo
・LINEモバイル
・楽天モバイル
・LIBMO
・LinksMate

の14社。今後、さらに増えるそうです。つまり、主要なMVNOなら、どこでも買えます。各社が “このスマホは売れる!” と確信していることの裏付けとも言えるでしょう。

ちなみに、2万5980円(税抜)はメーカーの市場想定売価です。MVNOによって実売価格は異なります。例えば、楽天モバイルでSIMとセットで購入すると2万円(税抜)、NTTコムストア by gooSimsellerでSIMとセットの「らくらくセット」として購入する場合は通常価格が1万6800円(税抜)ですが、今なら「発売記念特価」として9800円(税抜)で購入できます。

 

◼︎格安なのに、自然な背景ボケを楽しめる!

価格だけを聞くと、性能面が心配になる人もいるかもしれませんね。ということで、いち早くメーカーから借りて使ってみました。

最初に試したのはカメラ。背面のダブルレンズカメラは1300万画素+200万画素。スペック的には、HUAWEI P10/Mate 10 Proなど、ライカのレンズを採用した上位モデルにはかないませんが、HUAWEI nova lite 2もいい意味で予想を裏切ってくれました。撮影シーンを選ばず、かなり明るく鮮やかな色調で撮れる印象。撮影後でもボケをコントロールできる「ワイドアパーチャ」機能も備えています。

▲ダブルレンズカメラによって深度を測り、自然なボケ効果を演出できる

▲通常モードで撮影

▲「ワイドアパーチャ」をオンにして背景をぼかして撮影

フロントカメラは800万画素。シングルカメラながら、背景をぼかして被写体を際立たせる「ポートレートモード」を搭載。美肌レベルを10段階で設定できる「ビューティエフェクト」もあります。

筆者は、新しいスマホが届くたびに、若い女性スタッフにセルフィーの使い勝手や画質を試してもらっているのですが、ナチュラルな補正効果が気に入ったようで、「格安スマホでも、ここまできれいに撮れるんですね」と驚いていました。実は筆者も自撮りしてみましたが、私もそう思いました。とりわけ背景ボケは、男でも利用価値がありそうです。

▲フロントカメラでの撮影画面

▲自然な美肌補正が行われ、背景ボケもいい感じに

なお、この機種だけの独自機能ではないのですが、セルフィーを撮るときに、カメラに向けて手をかざすと3秒のセルフタイマーが起動するのも便利。また、ファーウェイ独自の機能として、フロントカメラで撮った画像を左右反転するか否かを選択できます。看板などを背景に自撮りをすると、文字が反転してしまうじゃないですか。あれを防げるわけです。

 

 

◼︎格安なのに、使い勝手にも不満なし!

ディスプレイは約5.96インチで、解像度は2160×1080ドット。画面アクペクト比が18:9で、フロントパネルにおける画面占有率が高いことも特徴です。そのため、大画面のわりには、手に収まりやすい印象。

▲左右のベゼルが細く、横幅は約72mmに抑えられている

2万円台のスマホは、プロセッサやメモリのスペックが低くて、反応の鈍さが気になることがあるのですが、HUAWEI nova lite 2は、その心配はなさそうです。ハイエンドモデルのようなサクサク・キビキビの操作感ではないものの、スマホとして必要十分なパフォーマンスが得られます。CPUは最大2.36GHzのオクタコア、RAMは3GBですから、スペック的にはミドルレンズあるいはミドルハイといった水準です。バッテリーも3000mAhなので、標準的な使い方であれば、1日は余裕で持ちます。

▲端末の動作性を簡単に最適化できる機能もプリセット

画面を3本の指でなぞるだけでスクリーンショットが撮れたり、画面オフの状態でトントンとダブルタップするだけで画面がオンになったり、便利なショートカット機能も充実しています。背面に搭載された指紋センサーも、ほぼ瞬時にロックを解除できます。さらに、今後のアップデートで顔認証機能も追加される予定。

SIMフリースマホとして、強いて弱点を挙げるとすれば、2枚のSIM(3Gと4G)で同時に待ち受けできるDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応していないこと、au回線を使うSIMでは使えないこと、そして、5GHzのWi-Fiには対応していないことぐらいでしょうか。

▲nano SIMを2枚セットできるが、1枚はGSM(海外の2G)用で、microSD(最大256GB)との排他利用となっている

それらを必要としないのであれば、こんなにお得なスマホはないかも…。2018年の春商戦での “コスパ最強モデル” になりそうな予感がします。

>> ファーウェイ

 


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(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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