世界の男子マラソンシーンでは、ある記録に手が届くところまできています。それが“2時間切り”。2018年2月24日現在の男子マラソンでは、'14年のベルリンマラソンでケニアのデニス・キプルト・キメット選手が達成した2時間2分57秒が世界最高記録です。3分台は10人以上が記録していますが、2分台はキメット選手ひとりだけ。しかし、まだ2時間切りまでには3分近くあります。
マラソンの記録更新は、選手の実力はもちろんですが、シューズの進化も深く関わっています。多くのシューズメーカーが持てる技術力をフル投入して、前人未到の2時間切りを目指しています。アディダスが3月16日に発売する「adidas adizero Sub2」もそのひとつ。エリートランナー向けに開発されたこのシューズは、明確にフルマラソン2時間切りを目標としています。なぜなら、名前に“Sub2(サブツー)"と入っているから。でもちょっと待った。そもそもサブ2ってどういう意味なの?
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