真空低温調理器で究極のローストビーフを自作しよう

■パサつきの原因は「タンパク質」にあり

低温調理の最大の特徴は、食材に含まれるタンパク質が凝固しない温度帯である60度以下をキープできることにあります。こうすることで、肉や魚が柔らかく、なおかつ旨みや栄養素を残したままでの調理が可能です。

KaiHouse低温調理器は、他メーカーのものに比べると消費電力が高く、1000Wとなっています。これにより、水を設定温度まで高めるのが短時間で済みます。

▲本体サイズは幅190×高さ310×奥行き77mm、重さは2.0kg。水槽は付属しないので、実際は大きめの鍋などを使用する。

 

■真空パック器もセットになっているから真空調理も可能

基本的な構造は他の製品と同じ。鍋の中の水をかくはんし設定温度に保つことで低温調理を実現しているのですが、KaiHouse低温調理器には食材を入れた袋の空気を抜いて密閉できる真空パック器も付属しています。

▲味付けした食材を専用袋に入れ、専用シーラーで真空にする。液体調味料(50ml程度)を入れても密閉可能

真空にすることで、食材への熱の伝わり方にムラができないうえ、食材に調味料がしっかり染み込むという利点が。塩分を気にする人にとっては、真空調理することで調味液を減らして塩分を控えられるのもいいですね。

この真空パック器は、空気を吸引している途中でも停止できるというのが、他社製品にはない魅力だそう。ピクルスなどを作るときは液体が吸い込まれやすいのですが、途中で止めながらしっかり真空状態にできます。

【次ページ】普通のお肉が極上のローストビーフに変身

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