今年1月に日本市場に参入したスマホメーカー・OPPO(広東欧珀移動通信有限公司)が、3月21日〜22日に日本のメディアに生産拠点を公開するプレスツアーを開催しました。
OPPOは中国で2004年に創立されたメーカーで、2008年に携帯電話市場に参入。2011年に初のスマホをリリースし、以降、アジアを中心に飛躍的にユーザーを増やしています。2016年にはスマホの年間出荷台数が中国で1位になり、2017年にはアジアで1位、世界で4位にラインクインしています。
OPPOのスマホは、若年層をメインターゲットにし、とくにカメラ性能の高さに定評があります。日本市場参入の第1弾として発売された「R11s」も、背面に2000万画素+1600万画素のデュアルカメラを備え、自撮り用に2000万画素のフロントカメラも搭載するモデル。OPPOは、自らの製品を“カメラフォン”と呼んでいます。
スペック的にも話題性においても競争力のあるOPPOですが、日本でのブランド知名度は、まだ著しく低いのが実情。2月9日の発売時点では、MVNO(格安SIM事業者)での取り扱いは発表されず、日本での展開に苦戦している印象も受けました。3月には、日本法人が2018年12月末までに約200名の採用を計画しているというプレスリリースも発表されましたが、OPPOの本気を感じると同時に、人材確保に苦戦している側面が見えた気も……。
そんな中で開催されたプレスツアーには、どんな意図があったのか? まずは筆者が見てきたことを率直にレポートさせてください。なお、写真はすべてOPPOのカメラフォン「R11s」で撮りました!