ファーウェイは10月1日、Android Wear搭載のスマートウォッチ「Huawei Watch」を発表しました。円形の盤面を採用した“時計らしい”デザインにこだわっており、ステンレス製のケースが高級感を醸し出しています。国内では10月16日より順次発売予定です。
今回の発表では、「Huawei Watch」を身につけたモデルが、会場に設置されたランウェイを歩きました。まるでファッションショーのような演出は、このスマートウォッチが従来のようなギーク向けの商品ではなく、より一般的な“ファッションアイテム”として展開されること象徴しています。
Huawei Watchは、クラシカルな腕時計を思い起こさせる円形の盤面を採用しています。直径は1.4インチで、サファイアガラスと有機ELディスプレイ(400✕400ピクセル、286ppi)を使用。
文字盤に表示される秒針は、滑らかに動きます。ベゼルは0.6mmの薄さで、ディスプレイ占有率は72%ほど。ちらっと見ただけでは、スマートウォッチとは気づかないデザイン性の高さが魅力です。
フェイスデザインには40種類以上のパターンがあり、好みや気分に合わせて変更できます。また、文字盤を常に点灯させておけるので、いちいちスクリーンをタッチせずとも、素早く時間を確認できるのが特徴です。
気になるバッテリーは300mAh。連続使用可能時間は一般的な使用の場合だと約1.5日間となります。充電せずに丸1日使えるのは安心ですね。ちなみに本機は約75分間の充電でバッテリーは満充電になるそうです。
国内では「W1 Classic leather」(シルバー、バンド:ブラックレザー)、「W1 Classic Stainless」(シルバー、バンド:メタル)、「W1 Active」(ブラック)、「W1 Elite」(ゴールド)の計4モデルを展開します。ケースには医療現場でもよく使われる316ステンレスを使用。特殊な製法により強度も高められているそうです。
操作は基本的に画面をタッチして行います。筆者が触った印象として、タッチ操作のレスポンスは良好でした。また、2時の方向には竜頭が付いており、これを長押しすると設定画面が開きます。
そのほか音声入力にも対応していますが、デザインを配慮して、マイクは外から見えないように配置されています。
なお、OSには「Android Wear」を搭載していますが、Androidスマホだけではなく、iPhoneとも同期可能です。時計表示、通知機能のほか、健康管理につかえる「スマートトラッキング」機能も搭載。
本体に搭載されたと6 軸モーションセンサー、心拍センサーなどを駆使し、歩数や心拍数、消費カロリーなどを測定できます。また、4GBのストレージを搭載しており、本体に楽曲データを保存できます。Bluetooth連携のイヤホンを通してウォッチ単体で音楽を聴くことが可能です。
本製品は、ビックカメラ、ヨドバシカメラの一部店舗のほか、ファーウェイの公式オンラインストア「Vモール」やオンラインストアのAmazon.co.jpで順次販売される予定です。
(取材・文/井上 晃)