驚きなのが、そのラインナップだ。ディリーユースで楽しめるのは「鑑定士の誇り リッチブレンド」や、「鑑定士の誇り アイスコーヒー」などのコーヒーの他、「セイロンブレンド緑茶」、「深蒸し静岡煎茶」など5種類。一杯あたり約63円(パッケージは8Pで504円)と手軽に飲める価格となっている。
しかし、この「DRIP POD」シリーズを楽しむなら、是非、その上のプレミアム、そしてスペシャリティのポッドを是非飲んでみたい。「優雅に広がる上質こだわりコーヒーの世界観」をコンセプトに開発されたプレミアムシリーズのポッドは、「モカ&キリマンジャロ」など1Pあたり約69円から購入可能。最も高い「ブルーマウンテンブレンド」でも約150円で飲める。スゴいのはこの上のスペシャリティだ。このグレードのポッドはすべて農地まで指定したノンブレンドのコーヒー豆。ブラジル産の低カフェインの「ローリナ」が最も安くて1Pで650円から、最も高価な「ブルボンポワントゥ」はなんと1杯2000円だ。
著者もスペシャリティの「直営農園ハワイコナ」を飲ませてもらったが、非常に爽やかで、なおかつしっかりとした味わいが楽しめた。専用のDRIP POD抽出機を使えば、ポッドにあわせて、お湯の量を最適に設定することができ、プロの腕がなくても自宅で最高のコーヒーが淹れられるというわけだ。
さらにDRIP PODだけでなく、普通の豆からもコーヒーを淹れたいいうわがまま派にはDRIPO POD抽出機ではなく、タイガー魔法瓶のコーヒーメーカー「カフェバリエ ACT-B040」をおすすめしよう。このモデル、DRIP PODが使えるだけでなく、ペーパーフィルターを使ったレギュラードリップや市販のカフェポッドも使える3Wayのコーヒーメーカーなのだ。
書斎に長時間籠もるときなどには、レギュラードリップを利用して、最大容量の4杯分を保温性の高い真空ステンレスサーバーに淹れる。家族で、ちょっと素敵なコーヒータイムを楽しむときはプレミアムなDRIP PODを、そして、大切なゲストをもてなすときにスペシャリティを淹れるといった使い分けが1台でできる。
手軽に最高のコーヒーが淹れられるDRIP PODの登場で、家庭のコーヒーの淹れ方もまた変わりそうだ。
(文/コヤマタカヒロ)
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