【もうすぐ出ますよ!注目の日本車④】イメージ一新!走りも楽しそう!!トヨタ「カローラハッチバック」

■エンジン&トランスミッションを新開発!

「カローラ」といえば、1966年の初代登場以来、半世紀以上に渡って世界で4500万台以上が販売されているトヨタ自動車の看板車種。

日本ではセダンのイメージが強く、スポーティなクルマと捉えている人は少ないかと思いますが、先のニューヨーク国際自動車ショー2018でお披露目された新しいカローラハッチバックは、その名のとおり、ハッチバックボディをまとっていて、かなり“走りが良さそう”なイメージです。

今回のショーで発表されたのは米国仕様で、現地で販売されている「カローラiM」の後継モデルという位置づけ。カローラiMは、日本では「オーリス」の名で販売されていたモデルと聞けば、スポーティなイメージにも納得がいく人は多いのではないでしょうか? 現行のオーリスには、1.8リッターのガソリンエンジンとハイブリッド仕様、それに、1.2リッターターボという3種類のパワートレインが用意され、特に1.2リッターターボは、かなり”走る”クルマでした。

新しいカローラハッチバックに採用されるパワートレインは、トヨタ自動車が先頃発表した直噴の2リッター直列4気筒“ダイナミックフォースエンジン”で、40%という世界トップレベルの熱効率を実現していることで話題を集めたもの。競合する過給エンジンを上回る動力性能を発揮しながら、環境性能も高いレベルで両立しており、トヨタが今後のパワートレインの中核として位置づけるパワーユニットです。カローラハッチバックは、このエンジンを“ファン トゥ ドライブ”を実現するために採用したといいますから、期待が膨らみます。

組み合わせられるトランスミッションは、エンジンと同タイミングで発表された新型の無段階変速機“ダイレクトシフトCVT”と、新開発の6速MT。前者は、乗用車用のCVTとしては世界で初めて、発進用ギヤを採用することで力強い加速を実現。

後者は、従来型に比べて7kgの軽量化とコンパクト化を果たしているなど、走りへの期待をかき立てます。

クルマの骨格であるプラットフォームには、同社が採用を進めるクルマづくりの構造改革“TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)”に基づいた“GA-Cプラットフォーム”を採用。アルミ材や超高張力鋼板の使用箇所を増やしたほか、スポット溶接の打点を追加するなどにより、ねじり剛性を現行モデル比で60%向上させているといいます。走りや乗り心地、安全性など、クルマの基本性能に関わる部分が刷新されているので、走行性能も大きく向上していることでしょう。

スタイリングは、全高を現行型より25mm低く抑え、全幅は30mmワイドに。ホイールベースは40mm伸ばし、低重心で踏ん張りが効きそうな印象。大胆に張り出したフェンダーや、台形形状の大型ロアグリルも、走りの良さそうなイメージを盛り上げます。

車内の質感は、トヨタ車らしいクオリティを実現しており、居住空間も、このクラスのハッチバック車としてはまずまずのスペースを確保しています。

新しいカローラハッチバックは、北米で展開する車種としては初めて、第2世代の予防安全パッケージ“トヨタセーフティセンス”を搭載し、歩行者や自転車(昼間のみ)の検知や、車線維持に必要な運転支援を行う“LTA(レーントレーシングアシスト”などに対応。先進の安全機能にも抜かりはありません。米国では2018年の夏から、日本では同じく初夏の販売開始が予想されていますので、今から期待してデビューを待ちたいと思います。

(文/増谷茂樹 写真/トヨタ自動車)


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