■幻のプロトタイプからインスパイアされた1930年代ポロシャツ
今回はただ復刻するのではなく、現代の技術との融合も行われています。例えばこちらは、1933年にルネ・ラコステの代表的なデザインである「L.12.12ポロシャツ」が登場する前のプロトタイプをアイデアベースにした、身体にフィットするコットンインターロック地のポロシャツ。
襟にはカットソー地、フォールドプラケット、そして胸にパッチポ ケットをつけています。袖は現在の L.12.12シャツよりやや長めです。
■オンライン限定商品はより挑戦的なアイデアで
アニバーサリーなどの限定モデルは少量生産のため、シーズンラインではできない挑戦的なアイデアが取り入れられることが多いのはご存知のとおり。ラコステのアニバーサリーコレクションでは、オンライン限定版ではさらにニッチなアイテムを投入しています。
1950年代をイメージソースにするポロシャツは、なんとポロシャツとスウェットシャツの融合! ヴィンテージなシングルリブカラーのスポーツウェアタイプポロシャツを創り上げました。生地にはグリーンのクレープフリース地を使い、袖口と裾にダブルリブが入っています。
1960年代からピックアップされたのは、フルボタンのポロシャツ。ネイビーブルーのプチピケ地ポロシャツの裾と襟は、ホワイトのパイピングで強調。
このほかにも歴代のポロシャツを紐解いて創り上げられた限定コレクションの販売は日比谷、渋谷、小田急ハルク、池袋西武、京都、三宮のほか、公式オンラインサイトのみで、 販売期間は5月23日まで。また、一部モデルはオンライン限定です。
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(取材・文/北本祐子)
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