実用化に向けて着々と開発が進められる本製品、2016年度に向けて、現在は歩行補助具として活用できる“歩道対応モデル”を実用テスト中とのこと。今後の展望としては、モビリティとしての基本機能に、コミュニケーション支援やナビゲーション、翻訳といったロボット機能を融合させ、“情報支援アシスタント・ロボット機能を備えた、楽しく快適でスマートな移動体”としての実用化を視野に入れている。
さらには人工知能AIの搭載やウエアラブル機器との連携、スマート水素燃料電池車としての進化、最終目標としては宇宙開発分野への貢献を目指して、関連分野の研究機関や企業に対して技術支援要請を呼びかけていくという。
今回テストモニターとして生産されるモデルは、フル・アルミフレームの採用により車両総重量を20kg程度まで軽量化。動力電源の60V以外に、将来的に拡張電源として使える12V電源も標準装備。
脱着型のリチウムバッテリーパックには12VシガライターソケットとUSB電源を装備、スマホやタブレットへの充電をはじめ、ポータブル電源として様々な可能性が広がる仕様になっている。
今回のテストモニター販売も前回と同じく、対象となるのは企業およびイノベーター層の個人ユーザに限定。出荷は11月初~中旬頃を予定しており、売上の一部はグリーンプロジェクト社会貢献活動として環境保護対策に役立てられる。
テストモニターは公式ページより受付中。
(文/&GP編集部)
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