「hacot」は、ドライバーとアクリル接着剤だけで組み立てられるキット。プランターの中に土壌湿度計測と水タンク、散水デバイス、ハードウェア(RaspberryPi3)、専用OSなどをセットし、電源を接続してWi-Fiにつなぐことで、インターネットを介した遠隔操作で水やりができる仕組みです。
このアイテムの着目すべき点は、 “自動給水” ではないところ。土が乾燥していたり給水タンクの水切れの際は通知してくれますが、自動やタイマー設定で水を与えるという機能はありません。これは、植物をほったらかしにするのではなく、あくまでも “自分で育てる” お手伝いというスタンスだからだそうで、愛情をこめて育てたい植物好きの視点に立ったアイテムなのです。
プランターをDIYで組み立てるのも、植物のための小さな庭を自分の手で作り上げるという観点から。本体をペイントしたり、ステッカーでドレスアップしたりとカスタマイズすればオリジナルのプランターができあがります。
とはいえ、ただ水をやるだけのアイテムではありません。センサーで感知した室温や土の状態をデータとして記録しておき、 “15度くらいの時は1日1回の水やり” “20度を超えると朝と夕方に土が乾く” といったその植物を育てるためのノウハウを蓄積することもできるので、 “植物は好きなのに、水をやりすぎたり少なすぎたりしてなぜか枯らしてしまう…”という不器用さんにもうってつけです。
現在、クラウドファンディングサイト・CAMPFIREにてプロジェクト展開中の「hacot」は、Raspberry pi3同梱なしのキット(1万2000円)や、RaspberryPi3と観葉植物おまかせ同梱(1万9000円)などのコースが設定されています。組み立て済みキットも用意されているので、手軽に始めたい人でもOK。このアイテムがあれば、豊かなボタニカルライフを満喫できそうですね。
[関連記事]
職場に緑が足りない!だったら “ハサミ”を植えてみては?
人気DIYグッズにアイアン素材!屋外でも使えるようになりました
(文/&GP編集部)
- 1
- 2