じつは正式な規格では、USB機器間を結ぶケーブル長は5mが上限。とはいえ現実を見れば、どうしても5m以内に収めるのが難しいこともありますよね。無線で飛ばすにも接続先デバイスが無線に対応していなかったり、通信環境が不安定だったり。もちろん確実さを求めるなら有線LANを敷くのが一番だけれど、本格的なネットワーク環境を構築するのはかなり大変。
そんなときに活躍するのがUSBリピーターケーブル、早い話が規格を超えた距離でも接続可能にしてくれる延長ケーブルです。サンワサプライの「30m延長USBアクティブリピーターケーブル」(1万3824円)は、上限5mを超えていきなり30mまで延長できるという、地味にスゴいケーブルです。
USBケーブルの場合、ただケーブル長を伸ばしただけでは距離が長くなるほどUSB信号は減衰、接続機器をうまく認識しなくなるのが普通。しかし「30m延長USBアクティブリピーターケーブル」は、減衰された信号を復元するための信号増幅補正回路を内蔵することにより問題をクリア。30mもの長距離でも、通常のUSBケーブル同様に動作させられるようになっています。
通信品質はUSB 2.0規格に準拠しているから、理論上最大480Mbpsの高速データ転送が可能。通常のUSBケーブルと同じくWin/Mac両対応で、特別なドライバーのインストールも設定も不要、USB経由で電源供給されるバスパワータイプだから外部電源も不要です。
主な用途としては、工場や病院、学校など長距離間の接続が必要な施設での使用が想定されていますが、例えばwebカメラでのモニタリングなど、 “離れた場所にある機器を、1対1でピンポイントで繋ぎたい” といった用途にぴったり。ありそうでなかった便利アイテムです。
>> サンワサプライ「30m延長USBアクティブリピーターケーブル」
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(文/&GP編集部)
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