■お得な「スーパーホーダイ」が、さらにお得にリニューアル
楽天モバイルの主力の料金プラン「スーパーホーダイ」のリニューアルも発表されました。
「スーパーホーダイ」は月額1980円(プランS/楽天会員)から利用でき、5分以内の国内通話かけ放題というプラン。1カ月に使えるデータ容量が異なる3つのプランから選べて、データ容量を超過しても最大1Mbpsで通信できることが特徴です。
新しい「スーパーホーダイ」は、最低利用期間を1年、2年、3年から選べて、2年を選んだ場合は月額500円×2年、3年を選んだ場合は月額1000円×2年の「長期割」が適用されます。選択する最低利用期間に関係なく、「楽天会員割」として月額500円×2年の「楽天会員割引」も適用されます。
これにより、月に2GBまでの高速通信を使える「プランS」の場合、月額基本料2980円から1500円が割引されて、2年間は月額1480円で使えます。しかも、7月からは無料通話対象が「5分以内」から「10分以内」へとアップデートします。また、従来の「スーパーホーダイ」は、プランS(2GB)、プランM(6GB)、プランL(14GB)の3つでしたが、月に24GBまで使える「プランLL」も追加されます。
さらに、楽天の「ダイヤモンド会員」の場合は、月額500円×1年も割引も追加され、プランSなら1年目は月額980円で利用できます。
■第4のキャリアとしてワイモバイル、UQモバイルに真っ向勝負!?
「スーパーホーダイ」は、国内通話のかけ放題とデータ定額をセットにしたプランを提供し、ユーザーを増やしているワイモバイルとUQモバイルに対抗するプランと言っていいでしょう。発表会では、今回のリニューアルによって、価格はもちろん利便性においても “最強のプラン” であることをアピールしていました。
楽天モバイルはNTTドコモのネットワークを用いるMVNO(仮想移動体通信事業者)ですが、楽天は、自社でネットワークを構築し、MVO(ドコモ、KDDI、ソフトバンクと同じ通信キャリア)として携帯電話事業に参入することが決まっていて、2019年10月のサービス開始を目指しています。
「スーパーホーダイ」で2〜3年の「長期割」が適用された場合、利用期間中に、楽天の新しいサービスが始まることになります。発表会後の質疑応答や囲み取材では、この問題に関する質問が集中しました。
楽天株式会社 執行役員の大尾嘉宏人氏は「楽天モバイルの加入者は、最低利用期間の契約中はずっとドコモ回線でのサービスを利用できる」と説明。同時に、楽天の新サービスの開始後には「お客さんに良いものを選んでいただければ」と、楽天モバイルから新サービスへの移行策も検討していることを示唆しました。
いますぐにお得にスマホを使いたい人にとって、楽天モバイル「スーパーホーダイ」は魅力的なプランですが、使い始めてからも “第4のキャリア”として楽天の今後の動向は注視したほうがよさそうです。
※掲載した価格は、すべて税別
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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