FRESH FOAM(フレッシュフォーム)と名付けられたソールテクノロジーは単一素材で作られており、ミッドソールの最適な場所に凹凸のハニカム構造を配置することで、クッション性と安定性を両立させている。アウトソールも同じくハニカムの形状を変えて構成し、グリップ力と屈曲性を高水準でキープしている。余分なパーツがないため軽く、地面を蹴る感覚も心地よい。
さらに今回のモデルは4mmドロップ(つま先とかかとの高低差)に設定されているせいか、走っている感覚がとてもナチュラルでスムースだ。
「フレッシュフォーム ザンテ」は、フルマラソンで4時間前後のタイムを目指すランナーに向けて作られているのだが、このあたりのレベルのランナーがシューズに求める機能は実に様々。
安定性、クッション性、フィット感、軽さ、最近では反発性なども求められるようになってきた。競技レベル、体型などによってどれを重視するかは異なるものではあるが、「フレッシュフォーム ザンテ」は、それらの要素のバランスがとてもいい具合に感じられる。
次に履くランニングシューズに迷っていたら、クセのないその絶妙なバランスをぜひ一度試してみてもらいたい!
New Balance
フレッシュフォーム ザンテ
1万1880円
(文/神津文人)
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