OSはAndroid 8.0で、CPUにはSnapdragon 845(2.6GHz×4コア + 1.7GHz×4コア)、RAM(メモリ)は6GB、ROM(内蔵ストレージ)は128GBという構成。これは、今夏発売されるスマホの中でトップクラスの仕様です。
ディスプレイは約6インチのクアッドHD(2880×1440ドット)。大画面ながら狭額縁設計にすることで横幅は約73.9mmに抑えられています。片手でギュッとつかみやすいサイズで、このサイズ感を生かせる“エッジセンス2”という独自機能を搭載しています。前モデル「HUC U11」で好評だった、握って操作する“エッジセンス”を進化させた機能で、握ってカメラを起動したり、ランチャーメニューを表示させたりできるだけでなく、持っていれば画面が消えなかったり、ダブルタップして片手で操作しやすい画面に切り替えられるなど、より多くのシーンで活用できるようになりました。
カメラは、背面にも前面にもデュアルレンズという贅沢な仕様。背面は約1200万画素(広角)+約1600万画素(望遠)という組み合わせで、ワンタッチで2倍ズームに切り替えられます。もちろん、背景をぼかした写真も撮影可能。
HTC製スマホは、従来からカメラの性能に定評があります。HTC U12+では、暗い場所での撮影で生じるノイズを軽減する“HDRブースト2”を搭載し、動画撮影時の滑らかなオートズームを実現するなど、さらに画質を向上させています。それが評価され、カメラの性能を評価する「DxOMark」というサイトの、スマートフォン部門で「103」という高スコアをマークし、現在2位のランクインしています(ちなみに、1位はトリプルカメラを搭載したファーウェイの「HUAWEI P20 Pro」)。
さらに、音質にもこだわっています。内蔵のデュアルスピーカーでも立体的なHi-Fiサウンドを楽しめて、ハイレゾ対応のイヤホンも同梱。そのイヤホンを装着すると、ユーザーの耳に合わせて音量や音質や自動でカスタマイズされるという独自機能も備えています。
SIMフリーモデルながら、防水(IPX8)・防塵(IP6X)に対応。NFCを搭載し、おサイフケータイも利用できます。バッテリーは3500mAhで、高速充電にも対応。
HTC U12+は、大手キャリアのハイエンドモデルと互角のスペックと機能を備えています。SIMフリーだから、キャリアの通信料よりも圧倒的に安い格安SIMで使えます。端末代は高く感じるかもしれませんが、「それでも気になる!」という人は、ランキングコストも計算に入れて検討するといいかもしれません。なお、HTC e-Shopで注文予約した場合、先着500人に5000円クーポンがプレゼントされるので、お見逃しなく!
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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