■スマホ代 月300円キャンペーン
ソフトバンク回線サービスの導入に伴い、お得なキャンペーンも実施されます。まずは「スマホ代 月300円キャンペーン」。ソフトバンク回線・ドコモ回線を問わず、音声通話SIMを契約し、8月31日までに利用を開始した人が対象で、月額基本料が900円×6か月間割引になります。1GBの「LINEフリープラン」の場合、通常1200円から900円が割引されて月額300円になるわけです。
■ソフトバンク回線データ容量2倍キャンペーン
ソフトバンク回線を契約した場合は、7月と8月のデータ容量が契約プランの2倍になる「ソフトバンク回線データ容量2倍キャンペーン」も実施されます。例えば、SNSのデータ通信量がカウントされない「コミュニケーションプラン」の5GBを契約して、7月中に利用を開始した場合は、7月と8月はそれぞれ10GBまで使えるわけです。
ただし、特定のSNSのデータ通信量をカウントしない「データフリー」機能は、しばらくはソフトバンク回線では適用されず、秋からの適用開始となる予定です。なので、「ソフトバンク回線データ容量2倍キャンペーン」は、それを穴埋めするための施策ともいえます。
さらに、8月31日までは、ソフトバンク回線・ドコモ回線ともに、回線変更手数料(3000円)が無料になります。つまり、ふたつの回線の使い勝手を比較できるわけです。
■格安スマホ最速チャレンジ
格安SIMは「つながりにくそう」「通信速度が遅いのでは?」というユーザーの不安を払拭するべく、新しい取り組みを行うことも発表されました。それが「格安スマホ最速チャレンジ」。
7月末頃より、ソフトバンク回線サービスでの通信速度を定点観測し、その結果を公式サイトで公開するとのこと。そして、月に一度でも測定結果が1Mbpsを下回った場合は、ユーザー全員に1GBのデータ容量をプレゼントするキャンペーンを実施するそうです。
このチャレンジは、ソフトバンク回線だけで行われるもので、ソフトバンク回線の優位性をアピールするための施策とも言えそうです。
発表会の質疑応答で、記者から「ソフトバンク回線とドコモ回線、同じ料金だが、ユーザーは何を比較して選べばいいのか?」といった質問がありました。LINEモバイルの嘉戸彩乃社長は、それぞれの回線に慣れ親しんだ人が、いま使っているスマホをそのまま使えるという優位性を話した上で、「格安スマホ最速チャレンジを行うのはソフトバンク回線だけなので、速度を重視する方はぜひ」といった回答をしていました。
ソフトバンク回線の格安SIMで、どこまで速度が出るのか? すぐには乗り換えを決意できないという人は、まずは、このチャレンジの動向を見守りましょう。
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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